中学受験が終わった日の夜。

家の中は、静かというより、深く息をついたような空気だったのを覚えています。  

「とにかく、お疲れさま」

親からかけられた言葉は、それだけでした。

叱られることは一切なく、結果がどうであれ、「最後までやり切ったこと自体が、もう十分すごい」「この経験は、これから先の財産になる」そう言って、精一杯褒めてくれました。

その日を境に、ずっと禁止されていたテレビやゲームも解禁されて、「好きなだけ遊んでいいよ」と言われたことも、今でもはっきり覚えています。

親は、ずっと迷っていたはずだと思います。

当時の僕には分からなかったけれど、今振り返ると、 親はずっと判断に迷い続けていたはずです。

  • 成績が伸びない時期、この塾で本当に合っているのか
  • 志望校は決まったけれど、塾に対策がない
  • このまま走り切っていいのか

実際、志望校対策については、塾だけでは足りず、

• 早稲田アカデミーの渋幕対策に通ったり • 開成の過去問・予想問題が載ったSAPIXのプリントをメルカリで探して買ったり

手探りで、できることを全部やってくれていました。

「こうすればよかった」は、ひとつもないと言われました 後から親に聞いたことがあります。  

「もっとこうすればよかったって思うこと、ある?」 返ってきた答えは、意外なものでした。

「ないよ。全部、あの時できる判断はやった」

開成に受かるとは、正直思っていなかった。 渋谷幕張で十分だと思っていた。  

もしSAPIXをそのまま続けていたら、 渋幕も早稲田も引っかからなかったかもしれない。  

それでも、決断したことを、後悔していないと言っていました。

中学受験で、一番大変だったのは親だったと思います。 今、大人になって強く思うことがあります。

中学受験で一番大変だったのは、 子どもより、親だったのではないかということです。

  • 情報を集め
  • 判断し
  • 責任を背負い
  • それでも表には出さない

あれだけの時間とエネルギーを 子ども一人に注ぐことは、簡単なことではありません。  

今になって、あの時の親の時間のかけ方に、心から感謝しています。

「このままでよかったのか」と思うあなたへ もし今、受験が終わったこのタイミングで、

「このままで大丈夫だったのかな」 「もっとできることがあったんじゃないかな」

そう思っているなら。 それは、本気で子どもと向き合った証拠です。

中学受験は終わっても、子どもの成長は続きます。

そして、あの時間は、必ずどこかで活きます。
もしよければ、

  • 受験を終えた今の気持ち
  • 一番迷った判断
  • 振り返って思うこと

コメントで教えてください。

同じ夜を過ごした親御さんは、きっと他にもいます。