rim  *la ula*-110826_1643~01.jpg

気温の高い雨の日はvashtiがよく似合う



耳心地の良い歌声




やさしくって少し切ない




常温の 音



熱すぎるわけでも

冷たすぎるわけでもない







vashtiに限らず



雨の似合う曲が好きだ

と とても感じました
rim  *la ula*-110813_2354~01.jpg

薄汚れたコンクリートの岸で

私は釣りをしていました


沖にはいかだに乗ったあなたがいました

あなたは私に
「大物は釣れそう?」と問いかけました

私は
「このあたりには大物はまるでいないよ」と答えました





しかしすぐにしなり軋む釣竿



これは大物かもしれぬ、と


糸が切れぬよう用心しながらそっと引き上げると




糸の先には60㎝程の黒とグレーのバイカラーのサナギがかかっておりました



それにはカタカナで

“ナンポキンザウルス”

って書いてありました



じいっと眺めていると
そのサナギは
カタカタと揺れはじめました



驚いてコンクリート製の椰子の木に駆け上ると



サナギはたちまち20m程の首長竜へとトランスフォームしました




私は思いました




『沖にいかだが見えないけれどあなたはどこにいったのかしら』




あれ以来



私はあなたと会う事は二度とありませんでした





不思議な

不思議な


ナンポキンザウルスの お話です
rim  *la ula*-110814_0000~01.jpg

暗闇の中で


にじ色の鱗粉を振りまきながら


華麗に飛ぶ蝶々は






ふわふわしながらも

一心不乱に

ただ真っ直ぐに

光に導かれ



ようやく辿り着いた先は


蛍光灯

偽りの光





明るみに出て蝶々は

自分が蝶々ではなくて


蛾であった事に気付き




二度落胆しながらも






蛾として生きて行く道を選ぶのでした




「人間になるよりはマシ」