まだ、氷河時代の記憶が残っていた。
私たちの祖先は、祀りをしていたの。
祀る人と祀られるもの・・・・・
そのあいだには、神聖な関係がなりたっていたわ。
先史時代の祖先崇拝の起源は、はっきりとはわからない。
遠い昔話の中に私たちが住んでいた頃、
あばらやに住んでいた寅蔵じいさんの話よ!
寅蔵じいさんは、寅吉と寅代の息子だった。
紀元前、5千年頃の話よ。
人びとは神秘的連帯性で結ばれていたの・・・・・
その瞳の官能的な輝きにたくさんの男がイチコロ。
特にイチコロだったのが寅吉さんでした・・・・・
寅吉さんは、サルに混じって木登り競争をして、
100人のライバルに勝って、寅代さんをゲットしました。
そんなパワーの中で産まれたのが、寅蔵さんでした・・・・
た。その独創的な踊りはどんな娘もかないませんでした。
その踊りは天への飛翔と、大地への畏怖にあふれ、とど
まるところを知らないエネルギーは、あたりの森を真っ赤
に染めたと言われています・・・・・・
それは、宇宙創造神話の女神のようでした。
寅代は踊りに夢中になりすぎると、目がランランと輝き、
あたりの人間が失明してしまうので、興奮してくるとこんな
マスクをかけなけばいけませんでした。
いけないことに、寅吉さんはこのマスクの顔も大好き
なのでした・・・・・。
寅代が、早くこのマスクをつけないかといつも期待で胸を踊
らせていたのでした。
しかし毎週、人間の弱さを思うね・・・・・
弱い、弱すぎる・・・・・・・
こんなんで日本に将来があるわけはない。
僕はもう若い人にしか期待するものはないね・・・・・・
人の心は澄んだ鏡のようにはなかなかならない。
それはもう恐ろしいくらいだ。
だから神社には鏡が置いてあるんだろうね・・・・・
生きている人間のこころくらい怖いものはないね。
人間、隠し事や悪事はいつかはバレるもんだね。
僕はすがすがしいのがいいね!
でもモノクロームを超えるのはまだ早そうだね・・・・・・







