静岡・浜松ナンバーの車の運転について | 田村真理子のブログ

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私はかつて(11種時代)フルビット運転免許を受け、現在は静岡県内でバス運転を生業としている者です。静岡・浜松ナンバーの車の運転手さんについて、苦情があります。

1.右左折直前までウィンカーを点けない。合図の時期は、道路交通法施行令第21条により、「その行為をしようとする地点(交差点においてその行為をする場合にあつては、当該交差点の手前の側端)から三十メートル手前の地点に達したとき。」です。9割以上の車は、停止線の1mぐらい手前か、停止線を越えてから合図を出します。赤信号で信号待ちの先頭車両が、青信号になってからウィンカーを点ける車も半分ぐらいあります。

2.左折時にあおりハンドルを切る。左折の時は①左ウィンカー②左後方をミラーで安全確認③減速④安全確認しながら左にハンドルを切る、のが正しい方法です。ところが静岡・浜松の人は①ブレーキ②右にハンドルを切る③左ウィンカー④左にハンドルを切る、の順です。これのどこが危険かというと、①道路左端との間が空いているので、自転車やバイクを巻き込む②遅いから右側から追い越そうとする車とぶつかる③後ろを走る車が、前車が何をするのか判らずイライラする、というところです。

3.私はいつも取り締まりを受けない速度で走っていますが、静岡・浜松ナンバーの車の運転手の常識とは違うようで、特に深夜・早朝などは、急速に接近してピッタリ追走される事がしばしばあります。ヨーロッパでは日本に比べて、概ね最高速度が10km/h高く、「これ以上出すと、そろそろ危険が生じますよ」という感じです。日本ではなぜ低い最高速度標識を設置しているかというと、検挙したい車が高速だと、(警察官が)安全に取り締まり、反則金が稼ぐ事ができないので、いつでも必要な時に警察官が反則金を稼ぐ事ができるように、という事です。反則金は、交通安全協会やタクシーセンターなど、上級警察官の天下り先の職員の貴重な給与財源で、各警察署にノルマがあります。

4.では、急速接近・追走された側には手段がないかというと、自分がプロドライバーであれば(そうでなくてもそれと同等の技術があれば)、あります。①10cm程度の誤差で車線の中央を走る。②速度も±2km程度の誤差で、一定をキープする③減速の時には、シフトダウン・エンジンブレーキを多く使う、などです。これによって「前車のドライバーは尋常ならざる敵だ」ということが、後車のドライバーに判ります。仮に自分が小さい車に乗っていても、これでOKです。これらの事は、直線でアクセルを踏むことしかできないアマチュアドライバーには不可能なので、後車のドライバーはあおるのを諦めます。それができない人は、ドライブレコーダーを付けてください。

5.静岡・浜松ナンバーの車を運転していて、1.~3.の運転に心当たりのある人は、もし正当な理由があるとお考えでしたら、伺いたいです。2.はいちおう理解できます。何回か左折したらぶつかったので、右に膨らむようになったのでしょうし、自分の周りの車に迷惑や危険が生じている事に気が付かないのでしょう。しかし1.については、ウィンカーを点けるとバッテリーが上がってしまう車なんて、今時ないと思います。直前ウィンカーの方がかっこいいと思っているなら、プロドライバーから見て正反対で、とてもかっこ悪いですよ。数日前、何ヶ月ぶりかでウィンカーを右折の30m手前で出す車を見て、「うわー、すごい。」と思ってナンバーを見たら、品川ナンバーでした^^ただ、「私は静岡在住です」と書いてあった(多分コロナ大丈夫、の意味)のには、笑ってしまいました。