​泣いてしまう理由



産前からPMSではなく

PMDDが、酷かったのですが


病院で診断された時

治療薬は精神安定剤だと言われ


不妊治療をしていた私は

薬を飲む事をとても拒んでしまった


医師から妊娠を希望していても

飲める薬だと言われたし


そもそも不妊治療中

うつ病の診断を出された時も

同じ薬を勧められた


それでも、万が一があると嫌で

薬を拒んだので


PMDDの症状は酷くなったし

とても辛かった


因みにPMDDは

月経前症候群(PMS)の親戚で


頭痛や腹痛など体の不調よりも

精神的不安が強くでる


産後は薬が飲めるので

PMDDが改善しないのであれば


薬に頼ろうと夫と話し合っていた


産後、生理が始まったのだけれど

授乳中の今は

まだ薬を飲む気にはなれないので


PMDDの症状が出るか

ビクビクしていたのだけれど


生理前には出なかった


産後2ヶ月頃から

生理前のような症状が続き


8ヶ月目前の今

やっと生理がきたのだけれど


妊娠前に経験していたような

人間やめたくなる程の

暗く重い症状はなかったので


PMDDから解放された?

と、思っていたら


生理前ではなく

生理中にその症状が強く出た


気分が落ち込み

自分には価値がないのではないか

そんな風に感じて


無気力になってしまう瞬間が

何度かあった


以前なら落ち込むだけ落ち込んで

生理が終わるのを待つ


対処法はそれだったのだけれど


今は育児があるから

ずっと落ち込む訳にもいかなくて


心と葛藤しながら生きている


押し寄せてくる孤独感と

とことん落ていく自己肯定感が

苦しくてたまらない


でも、息子は

そんな私に知らん顔で


いつも通り甘えてくるし

求めて泣き、後追いをしてくる


最近

急に増えた喃語のバリエーション


変な声で

言葉にならない息子語録が響く


目が合ったと思えば出すゲップ

ニコニコ顔で出すオナラ


落ち込んでいる私を

笑顔にする魔法つかいの息子だ


そんな愛しい姿を


今、この目で見ている事が

触れ合える温もりが


嬉しくて、温かすぎて涙が溢れた


私にとって

スーパーヒーローなのだと実感した


PMDDは辛くて苦しい

でも、息子が居るから頑張れる


落ち込んでも落ち込んでも

笑わせてくれる私のヒーローは


今日もきっといつも通り


素直に感情表現し

本能のまま、私を求めてくれる


息子は私にとって

最も効果のある薬かもしれない


今日も沢山ハグをしよう

今日も沢山名前を呼ぼう


そして、ありがとうと伝えよう


あなたがいてくれて良かった

心からそう思える


産まれてきてくれてありがとう

私を助けに来てくれてありがとう


きっと頼りない私を

引っ張っていってくれる為に


ここに来てくれたんだね


だからあなたは

成長が早くて目が離せない


私が慣れる前に

どんどん進んでいってしまうから


忙しく過ごす日々に

よく追いつけなくなっていて


不眠症の私を眠らせてくれる


目を見て話すと

ちゃんと目を見て聞いてくれる


ちゃんと聞くのに

ヘラヘラ笑う口元は私そっくりだ


きっと学校で怒られる

笑うなって注意されてしまうよ


そう思いながら溢れてくる愛しさを

ぎゅっとハグして発散する


隙あらば寝ようとしたり

力が強すぎてオムツ替え大変だったり


構っていないと大声で泣くのに

集中している時は無視


チラチラこっち見ながらする嘘泣き

早く早くと催促する離乳食


どれもこれも愛しすぎて

私を幸せな気持ちにしてくれる


私を生かしてくれてありがとう


こんな弱っちい母だけど

気長に付き合ってくれたら嬉しいな


少しでも長く笑顔でいれるよう

努力するから


あなたはずっと素直に生きていて