​優しさの連鎖



私の住んでいる場所は

田舎なので

野菜を作っている方が多く


有難い事に

よく頂いたりしているのですが


全て無農薬野菜なので

安心して離乳食に使っています


添加物を拒否している訳ではなく

出来るうちは

出来る事がしたいだけなので


いつか好きになるマクドも

お菓子やジュースも

全て遠ざけようとは思わない


まだ体が弱いから

今だけは少しだけ頑張って


優しいものを体に入れてあげたいと

夫婦で奮闘しているけれど


本当に大変でしかないから

1人でやっている人は凄いよねと

夫とよく話している


だから1人で大変な人は

ベビーフードに頼ればいいと思うし


あれだけ売っているから

きっとさほど体に悪くないだろう

そう、思っている


夫は料理人だから

人が美味しく食事する事が好きで

作ってあげたい

喜ばせてあげたい欲が凄い


息子が食べるようになってから

凄く嬉しそうな笑顔を

毎日、隣で見ているのだけれど


その顔を見る度に

この人、母乳出るんじゃないか?と

溢れ出る母性を感じる←


人の好き嫌いのほとんどが

美味しいものを食べていないからだ

と、言う夫


生臭い魚や焼きすぎた肉

値段だけではなく

調理法で変わると思うのは

私も同じだから


好き嫌いがなく育った私は

ラッキーだと思う


貧乏だったので

何を食べても美味しいと思える

それもあるけれど


親戚が自営業者だらけだったから

繋がりが多くて


丑の日は綺麗な鰻をくれた


お正月は泊まりで手伝いに行けば

高級おせちが食べれた


酒屋もいたので

いいお酒だって飲めたし


愛されていた祖母は

沢山の無農薬野菜を貰っていた


私は給食を盗み

パン屋さんにこじきをしながらも


時々、凄く美味しいものに

触れる事が出来た


14歳になり働くようになってから

先輩たちが奢ってくれた


自分でも時々、いいものを食べた


料理が美味しくなるように

下処理は丁寧にした


自分はチョコが大好きで

死ぬ前に食べるものはチョコがいい


どのメーカーにするか

悩む程、本気でチョコ好きだ


フィリップベルや

ジャンポールエヴァンもいいけれど


リンツとガーナとチロルも好きで

本当に選べない←


でも

人には美味しく食べて欲しくて


そこにどれだけ

時間がかかっても苦ではない


ただ私には、何日もかけて作る

そんな根気はないので←


家庭料理にしては、と言うレベル


おでんは下処理がありすぎて

半日かかってしまう


夫の大好きなカレーは

煮立ってから2時間煮込むし


煮物は一度作って冷ましてから

またもう一度火入れする


炒める順序は

均一に火が入るように


野菜の下処理は丁寧にするのが

私の料理ルールだ


料理はお節介でなければ

頑張って丁寧になんて作れない


そう思っているから

息子の為に私たち夫婦のお節介を

炸裂させたいと思っている


そんなお節介な私は

貰った野菜を息子が食べる時は

動画を撮ってもらう


それをくれた人に見せている


正直

そこまで必要ないと思う人の方が

多いかもしれない


だけれどせっかくくれた物の行方は

見せたいと思うから


私の自己満でしかないけれど

必ずそうしている


分けて貰った無農薬野菜は動画に


お祝いで貰った

オモチャや洋服は写真で


離乳食の食器セットは

使い始めた頃に手紙で感想を書いた


その影響が

どれくらいあるかはわからないけれど


確実に愛されている息子は

凄く素敵な人生をスタートさせている


心からそう思える


沢山の人に会っているから

人見知りがない息子


病院では先生と看護師さんに


スタバでは隣の老夫婦に


夫のお店のお客さんたちに


愛想がいいと言ってもらえるのは

息子の才能だから


このまま

すくすと伸ばしてあげたい


出来る限り健康で

心穏やかに育つように


また今日も全力で育児したい