目を見て話そう



〝親として〟よりも

まず先に〝夫婦として〟を


再認識してくれた夫


産前のように

もっと話しをしたかった事


自身が寂しかった事


生活に必死になるあまり

余裕の無さに気付けなかった事


改めていろんな話しをした


休みが少ないから

夜は全く会えないからと

無理している事がわかっていた私は


息子と離れる時間を作る事を

何度も提案していた


預けてまで出かけたくないと

答える夫の気持ちを優先していたが


これからは私が強制して

離れる時間を作る事を決意した


そして産後

私が望んでいたように


目を見て話しを聞く時間を

作ろうと思った


義父に

息子をかばうわけではないけれど

子供が出来た責任は

凄く重くのしかかってくると

教えてもらった


そう言えば

夫は凄くプレッシャーに弱い

ハッとした私は


産後の体や

メンタルも勿論キツいけれど


夫は夫で私とは違う

メンタルと戦っていた事を知った


真面目すぎる人だから

私の想像とは違う〝親として〟を

全うしようとしたのだろう


だとしても

傷つけていい訳ではないから


一生恨むけれど←

私ももう少し歩み寄ろうと思った


日曜、地元の用事がある夫


その間私は義実家に行くから

夫が用を終えたら

少しだけ2人で出かけようと伝えた


場所はどこでもいい

ただ、助手席に乗って話しを聞こう


何か食べながら

目を見て話そうと思った


夫の方が繊細でナイーブだから

話しは受け身だから


きっと寂しかったのだろう


いつも隣にいた私が

後部座席に乗り

息子とばかり目を合わせる事が


運転席の後ろに乗るから

うまく会話出来ない事も多くて


息子から目が離せないから

夫の顔を見る事は少なくなっていた


私が産後望んでいたのに

いつの間にか私が出来ていなかった


よく喋っていた私たちだから


夫にとっても話す事は

ストレス発散のひとつだったのだと

改めて感じる事が出来た


息子の為に仲良く暮らしたい


私の望みはそのひとつだから

叶える為に努力しよう


勿論、一生恨むけれど←


仲直りは2人でしなければ

意味がないから


許す、とはまた違うけれど


解決できるかもしれないすべが

あるうちは踏ん張りたい


夫が居なければ

私は不妊治療をしていない


夫の遺伝子でなければ

息子ではない


それは揺るがない事実だから

ずっと感謝している


不器用な人だから

本当にムカつくし呆れる


いちいち成長するのが遅いし

豆腐メンタルですぐ凹む


プライドが高いし

女々しいところが沢山ある


自分が必要とされていないと不安で

理想が高いところがある


Noがハッキリ言えない所や

パーソナルが狭い


腹の立つところは沢山あって

なんでやねん!

と、言いたくなる日も多い


だけれどいい所もいっぱいある

私はちゃんと知ってる


情熱的で涙もろい


友人の結婚報告で号泣していた時

人のよさに笑った


辛い仕事も乗り越えてきた


和食の世界は厳しいから

辛い事も多いけれど逃げなかった


世話焼きなところがある


してあげたい欲が強いから

とにかくなんでもしようとしてくれる


妊娠の時も、出産の時も

私よりも泣いた夫


妊娠報告を家族にした時も

私以外、泣いていたような家族だ


きっと

空回り沢山してしまったのだろう


うまくいかない苛立ちと

寂しいストレスが


2人が

うまくいかなかった理由だと

そんな風に思った


育児ノイローゼになっていたのは

むしろ夫なのかもしれない


なんてったって

助産師さんより助産師していたから←


きっとあの人も産んだのだろう←


少しずつ余裕が出てきた私だから

夫も余裕が出来るまで


気長に付き合っていこうかな?と

今はそんな風に思えていて


辛い時は義両親を呼んで

いろんな話しをしようと思った


私は義母に腹が立つ事も

義父にツッコミたくなる日もある


だけれど家族だからと

言いたい事はある程度伝えてきた


夫が先で後悔しないように

暇な日曜は義実家に行こうと誘った


そうやって積み重ねてきた8年は

私にとっても大きくなり


すっかり

自身の親になっていたみたいだ


大嫌いだけど大好き


ずっとそう思ってきた

この感情は

私にとっても親だったからだと

気付く事が出来た


私たちは親だけれど

まだまだ新米なのだから


もっと精神的に

親に頼ってもいいのかもしれない

そんな風に思えた


夫はなかなか

自分の親に甘える事が出来ない


だから私が甘えていこう


夫がまた酷い事を言ったら

義父に叱ってもらおうと思った


離婚届を早よ出せ

俺が預かると笑う義父は


やっぱり夫の父親で

愛の大きい人だと思う事が出来た


過保護すぎる母親は

息子だけでなく私を全肯定してくれた


そんな2人が

息子の祖父母で良かったと思えた


私側が居ないから

祖父母が2人しか居なくてごめんね


産前、お腹を抱えて泣いた


だけれど

あの2人が居れば充分だった


息子は祖父母が大好きになるだろう


だって私が

大好きな人たちだから


夫とは結婚して5年

付き合ってからは8年もの時間を

共に過ごしてきた


付き合ってすぐ同棲したから

ずっと一緒に居る


結婚はいい事ばかりじゃない


やめるときもすこやかなるときも

愛する事を誓う


きっと今は

お互い心が病んでいて苦しい時


ギャルは一途だ

私はギャルマインドだから


向き合って生きていく


本当に諦めたくなるまでは

息子に2人で愛を届けてあげたい