​泣いてくれた親友



私には妹みたいな親友がいて

度々blogに出てくる子なのだけれど


会いに来てくれて

私のサポートもしてくれた


産後お疲れ様って

スープや紅茶もくれたりして


ポカポカした気持ちになった


家族が居ない私のために

家族としてサポートすると言ってくれて


産前から心強かったのだけれど


息子を見て

可愛いと泣いてくれた姿は


やっぱり家族でしかなかった


その姿に半泣きになりながら

ありがとう、と言った


ミルクをあげてくれたり

寝かしつけをしてくれたりしながら


優しいひとときを過ごした


そんな彼女も

長く長く不妊治療をしていて

まだ子供は居ない


ただのジンクスだとわかっているし

気休めだって事も知っている


だけれど私に出来る事があったから

それをプレゼントした


妊婦が陣痛中に絵を描くと

赤ちゃんを授かれるってジンクス


色紙と赤ペンを入院バックに入れて

持って行っていた私


しっかりと赤富士に太陽

コウノドリに赤ちゃんを描いた


絶対に授かって欲しいと願って


その色紙を

帰りぎわに渡したのだけれど


またそこで泣いてくれて

帰宅してすぐに飾ってくれたらしい


凄く嬉しかったし

描いて良かったな、と思った


その子が私のために

安産のお守りを買いに行ってくれたように


私だって彼女に

何かしてあげたいと思うし力になりたい


子供は願って出来るものじゃない


それは私が体験して知ったし

そんな周りも沢山沢山見てきたけれど


でも、願いたい


息子と遊ぶ

その子の子供を想像すると


どんなに幸せだろうか、と思う


いつかいつか

そんな日がくることを願っているし


そんな素敵な彼女の子供になれる子は

とっても幸せだよ


と、空に向かって時々伝えている


不妊は長くなるほどに

どうしたって自信を無くしてしまうし


前向きに考えられなくなってしまう


うまくいった話しを聞いては

期待出来ていた頃


それもだんだん

他人事のような気持ちになっていく


まぁ、あなたの場合はそうだよねって

自分には期待出来なくなる


むしろ期待しないように

期待してしまって落ち込まないように


心にバリアを張ってしまう


だけれど、だからこそ

私は信じ続けてあげていたいと思う


きっと妊娠出来るよ、大丈夫だよって

私は諦めないでいたい


どんなに彼女が弱気になっても

卑屈になる日があっても


落ち込んでしまう日だって

ヤル気なくなってしまったとしても


私だけは諦めないでいたい


大丈夫だよ

だって頑張っているんだからって


言い続けたいし

本当に信じ続けている


いつか、本当に妊娠を願う人たちが

赤ちゃんに会えますように