​はじめましての日



前日のいろんな方々のファインプレーで

力になったのかわからないけれど


4日目の朝の内診では

なんと子宮口が9センチに進んでいて


もぅお産に入るよ〜

なんてことになっていました


前日は朝も夕方も5センチ変わらずで

落ち込んでいたのに


こんなに変わるかってくらい進んで

単純に嬉しかった


やっとここまで来たんだって


朝方帰った夫にまた電話をしてもらい

分娩室入るにはまだ時間あるから


一回寝て休んでから来てねって

助産師さんが伝えていた


朝決まって

午前中には産まれる予定だったから


間違いなく立ち会える時間で

本当に嬉しかった


分娩になるには

もぅ少し強い陣痛が欲しいからと


前日の誘発剤を入れつつ

お産の時間を待って


少しずついきんで

赤ちゃんおろしていって


その頃には夫が来てくれたので

水飲ませてもらったり

汗ふいてもらったりしながら


呼吸法も一緒にやってくれた


そこで先生が来て

担当医の先生だったから安心した


もぅすぐ会えるんだと思うと


痛いけど痛くないみたいな

不思議な気持ちだった


おそらく痛さは1番だったけれど


しんどさが何日も続いていたから

お産のしんどさは楽で


ゴールが見えていることって

全然違うなって思った


そんなこんなで順調に進み

嘘みたいにすんなりと出て来てくれた


ただ、前日に破水したのもあって

感染症の検査が必要だったり


産後うまく泣かなかったのもあって


NICUの先生達が

走ってかけつけていくのを見て


ドラマみたいだと思った


軽く泣けてはいたから

絶対何かあったとは思わなかったけど


おそらくうまく泣けなかったのは

破水のタイミングかな


と、思っていたから

しばらくして泣いていて安心した


夫は処置の為に

そうそうに追い出されていたから


不安でたまらなかっただろうけど


私はとりあえず処置されつつ

ベビーに会えて


出産の痛さを忘れるって

こーゆー事なんだなぁって思った


ほっぺがぷにぷにで

ちょっと目をあけるところとか


口が私にそっくりで

口元にほくろがあったりとか


全てが愛おしくて

抱っこ出来なかったのが寂しいけれど


早く治療してもらいなって思って我慢した


自分が緊急帝王切開が産まれた話しを

聞いていなかったら


総合病院を選んでなかっただろうから

ありがたかった


それから胎盤も無事に剥がれ

切開も丁寧に塗ってくれていたから


傷口も沁みる事なく無事そう


1時間くらいココで様子見させてね〜

と、助産師さんに言われ


夫と電話していた


夫は何の説明もされないままに

近い状態で帰らされたから


凄く不安になっていて

私もまだ詳しくはわからないものの


簡単に説明した


それから出産報告をみんなにして

入院室へ移動した


個室希望を出していたから

母子同室じゃないけれどメンタル的には


他の母子を近くで見ないのは

いい事かなって思った


それに最後の1人時間として

ゆっくりすることに


テレビも電話もし放題だし

院内にコーヒーショップとかもあるから


多分そこまで暇せずにはいられそう


明日からは毎日

会いに行けるみたいだから


頑張っている我が子を見に行こう


検査結果次第では私と同日

もしくは私の2日後に退院できるみたい


なるべく一緒に退院したいけど

息子の体が第一なので

ゆっくりしっかり免疫高めてもらって


元気に退院してもらおう


それにしても

出産って本当に命がけなんだと知った


普通分娩も計画分娩も

帝王切開も無痛分娩も全部大変で


それぞれにリスクがあって

一生懸命産む事に変わりはないから


みんなすごいなって思った


産まれた瞬間

夫が凄く泣いていたから


私は泣かなかったのだけれど


ちゃんと元気な男の子でーす

が、聞けていたら


後8倍は泣いていたらしい


夫に似て泣き虫になるか

私に似て泣かないドライな子になるか


将来が楽しみです


私のところに

会いにきてくれてありがとう


これからゆっくり母になっていくね