私は待っていた。


「土曜日、会えないかな」


コウヤに会うために。



誘われたのは水曜日のこと。最初は断った。でもコウヤは引かなかった。

「実は彼女とケンカしてさ。たぶんもうすぐ別れるから」

その言葉に揺らいだ私は二人で会うことを了承していた。

駅前に午後3時。約束の時間まであと15分くらいかな。コウヤが彼女とちゃんと別れたのかどうか私はまだ知らない。けど、もし別れていたら…私はどうすればいいのかな。今の中途半端な気持ちは何か変わるのかな。コウヤと付き合いたいとか思うのかな。でも付き合ったとしても他の子みたいに遊ばれるかもしれない。…でも確かに今の私はコウヤに会いたいと思ってる。これは本心だし…


「…マナミ?」

聞きなれた声を聴いた。

「タカト…」

「どうしたんだ?駅にいるなんて」
「…ん、まぁちょっと人と待ち合わせ?」

タカトにはコウヤと会うことを知られたくない。

「…そっか。あのさ、違ったら別にいいんだけど…」


「コウヤと約束してるなら、たぶん来ないぞ。じゃあ」

「え…?」

嫌な予言をして私の幼馴染は逃げるように去って行った。


その日、いくら待ってもコウヤは来なかった。








肌寒くなってきましたね。rilyです

faulty第3話です。間が空いてしまい申し訳ありません…汗

でもちゃんと書き上げるよ!!頑張るよ私!!

ということで気長にお付き合いいただけると嬉しいです


ではでは。