大変ご無沙汰しています。
月に1度の更新どころか、2ヶ月に1度になってしまっていますね…。
その間にあった大きな出来事、オリンピックとWBCがあるんですが今回はWBCのことを。あれはほんとーに盛り上がりました。視聴率をみても年末の視聴率合戦をはるかに上回る視聴率をたたき出してましたからね。
一時は決勝にあがれない状況にまで追い込まれ、他力本願ながらも決勝行きを決めてそして優勝したというシナリオは、見ている人たちの目を捉えて離さず、またあのイチローの熱血ぶりに感動を誘われましたね。
優勝の瞬間は、私も大学で友達とテレビで見ていたんですが、キャンパス内で友達にすれ違うたびに「見てる?」「見てるみてる!」という会話を交わしていました。帰り、大学の最寄り駅(すごい田舎)で号外が配られていたり、家では野球なんてめったに見ない両親が録画までして優勝の瞬間を堪能していました。そういう光景にWBCが与えた影響の大きさを実感しましたね。
そんな国民の姿を受けて、メディアでは「野球人気再来!」と騒いでいましたが、私はその「再来」にどうも疑問を感じます。日本では野球に対する人気というは潜在的にあるんだと思うのです。「スポーツと言えば?」という質問に対して必ず「野球」は出てくるだろうし、日本の夏の風物詩には甲子園が挙げられるでしょう。ただ、「人気があって当たり前」という気持ちのままでいたプロ野球についてはサッカーなどの新しいスポーツ勢力に押されて、その結果視聴率の低下や球団存続の危機という問題にぶつかったのだと思います。野球をどう見せるか、という点についての考慮がまだ足らなかったのでしょう。そのきっかけが今回のWBCだったのではないでしょうか。野球には潜在的な人気があるのだから、それをうまく使わなくては。
以前にも書いたと思いますが、野球の国際試合というのは今までほとんどありませんでした。国際試合というのは、国民の注目を集めやすい試合であると思います。サッカーやバレーも国際試合はリーグ戦とは全く違う盛り上がりをみせますよね。代表試合の人気をうまくリーグ戦にまで引っ張ってこれるか、はまた難しい問題ですが、スポーツ人口の底辺を広げるためも頂点の人気がしっかりしていないといけません。現在、野球に関してはピラミッドの階層が「プロ野球選手」「メジャーリーガー」となっているような気がしてなりません。願わくば「メジャーリーガー」の上に「日本代表」というトップがあるのが普通になってもらいたいものです。そうすれば日本の野球の構造も少しは変化するのではないでしょうか。
最後に、私ごとですが3月をもって無事大学を卒業しました。大学最後の1年でどれだけスポーツのことを勉強できるか、マネジメントのことを勉強できるかを全くわからずも、私なりに考えたことや勉強したことなどをこのブログに書いてきました。かなりの自己満足に終わってしまったのも否めませんが…(笑)しかし、おかげさまで1年前とは比較にならないほど、自分が成長したことを実感しています。
そして、光栄なことに9月からは勉強の場をアメリカに移して、引き続きスポーツマネージメントを勉強できることになりました。マイペースではありますが、これからも自分の記録として、そして読んでくださってる方との意見交換の場としてこのブログを続けていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。