久しぶりに思い出したこと | K*flowers

久しぶりに思い出したこと

「ウゥ~~~~」っと消防車のサイレン
「ピーポー、ピーポー」続く救急車

 

「・・・どこかで火事なのかな・・・」

 

だんだんと近づいてくる音
緊急車両が目の前を通り過ぎていくことってよくありますよね。

 

それが、今日は、、、私の視界の中で停まったんです!

 

「えっ?!」

 

辺りがだんだんと騒がしくなってきました。
素早く車から降りる消防士さん。
警察官も傍らで待機しています。

 

それは、駅前の総合ビルでした。

 

非常階段を駆け上がって、駆け下りて
そんな消防士さんの姿が遠くから見えました。


暫くして「火事の心配はありませんでした。」
との声に、皆胸をなでおろし、各々どこかへ散っていきました。


何事もなくて一安心です。

 

 

そういえば、幼少の頃・・・

 

夏の日の夕暮れだったか
父親と、妹弟三人でいつものように犬の散歩に出かけていました。

 

「火事だ!」

 

近いのか、遠いのか、薄紫の空の下に浮かぶ赤い炎・・・
「近くの山だ!」父親は言いました。
「誰か消防署に知らせたのかな?!」

急いで自宅まで戻ってみると
消防車が勢いよく、家の前の坂道を上がっていきました。

 

私たちが現場にたどり着いたときには、
すでに消火活動が始まっていました。

「危ないから家に帰ろう」
近所の方が早くに気づいて連絡したのでしょう。
幸い大事には至りませんでした。

 

まだ興奮が覚めず、家の前で気をもんでいると
消火活動を終えた消防車が
坂の上から降りてきました。

 

「手を振ってごらん」父親の言葉に
少しはにかみながら3人並んで手を振りました。

 

私たちの目の前を消防車が通り過ぎるとき

・・・あれは、警笛だったのか、なんだったのか
今ではよく思い出せないのですが

 

合図をひとつ、鳴らしてくれて
こちらを向いて軽く手を上げ、去っていったのです。

 

その姿はとても誇らしげでした。

 

まるで、TVドラマのヒーローにでも会ったかのように
3人揃って大喜びしたことを覚えています。

 

日々、一生懸命に自分のため、家族のため、他人のために働く人々

 

そんな姿を見ていると

この世の中、、、悪いことばかりじゃない・・・
と、改めて思えてくるのです。


遠い昔のなつかしい記憶に、心の中がふっと温かくなりました。