「いいんですよ、食べちゃえばいいじゃないですか」
私が社会人2年目の時に上司からいただいた言葉です。
当時24歳。
私は地元仙台から転勤で宇都宮へ行きました。
宇都宮店は小さなお店で、スタッフが2名しかいない時も。
なので
技術は当然、新規対応、売上を上げる、電話対応、お金の締め…
全てできないといけなかったのです。
上司は2歳年下の同期。
2年目で店長になるほど仕事ができる人。
気遣いもできて、とにかく一生懸命。
そしてとっても厳しかった。
毎日毎日呼ばれては何か小言を言われる。
いつからか私は
「この人から注意されないようにやろう」
と思うようになりました。
いつも気持ちが張り詰めた私の解消法は、
コンビニでメロンパンを買うこと。

チラシ配りに行ってきます、と外出する理由をつけて
コンビニでメロンパンを買う。
日中食べたのに、夜もまた買う。
そんな姿は誰にも知られたくなかった。
さすがに体重も増え、ニキビもできてきた。
ある日、大したことでもないのに上司に呼ばれてまた小言。
こんなに頑張っているのに、いつまであら捜し?!
でも限界だった私は勇気を出して本音をぶつけました。
メロンパンをやめられないなんて
かっこ悪すぎて言いたくなかったけれど、
抑えられなかったんです。
太ると分かっているのに、メロンパンがやめられない…
お客様に痩せる指導ができる立場じゃないんです…」
他人にとってはメロンパンなんて大したことないじゃん、
と思われそうな出来事でしょう。
でも私にとっては、数カ月続き、
かっこ悪すぎて本っ当に悩んでいたんです。
そんな私の話に笑うこともなく、
真剣に全てを受け入れてくれた上司。
なぜかその言葉が軽々しくはなくて。
安堵感がいっぱいになり、
涙が止まらなかったのを今でも覚えています。
実は上司は、過去に摂食障害の経験があり。
食べるのが怖くて口に指を入れて
吐いていた経験があったそう。
「ここに吐きだごの跡があるでしょ」と、
手の甲にうっすら残ったたこを見せてくれました。
※「吐きだこ」は検索するとでてきます
そして不思議と、
「食べちゃダメ。」
と思っていた時は、やめられなかったメロンパンが、
「食べてもいいよ。」
と言われたら、驚くほど食べなくなりました。
体重も自然と戻っていきました。
でも、私にとって一番嬉しかったのは、
痩せたことではありません。
誰にも見せたくなかった自分を、
そのまま受け入れてもらえたことでした。
あの経験があったから、今の私は思います。
食べてしまうことを責める前に、
その人が、
「どうしてそこまで頑張ってきたんだろう。」
そこを知りたい。
だって、本当に苦しいのは、
食べることじゃないんです!
食べてしまう自分を責め続けることだから。
だから私は、
ダイエットを通して体重を落とすだけではなく、
自分を責める毎日から卒業してほしい。
そう願っています。
一人で抱えなくて大丈夫。
絶対に大丈夫。
私は、ダイエットをきっかけに変わっていく姿を、
一緒に喜びたいです!



