とある方に、この介護ブログ『フンコロガシの詩』を紹介された。
自分の身内には、介護が必要な人もいないし、一緒に住んでいる祖父母も元気で、痴呆でもなんでもなく、「あそこが痛い、ここが痛い」と言いつつも、田んぼや畑や牛の仕事をしている。
そんな、自分になんで介護ブログを紹介したのだろうと思って、読んでみたところ「介護で苦労している」とか、そんな話ではなく、「父親の生活でこういうところが危ないと感じた」、とか、「肺気腫になりかかっているのに、煙草を止めない。酸素ボンベ背負って生活するつもりか」などなど、自虐的な話が多い。
読み進めていくうちに、かつて架空の投資話に乗せられて、少なくない金額を詐欺されたことがわかった。
自分が、元証券会社の社員だから、こういう胡散臭い投資話はいくらでも聞いた事があるし、「知人にも危うく、架空増資させられそうになった」人もいる。
介護の話だけを読みたい人向けではなく、こういった手法で介護している父親が詐欺されて、その取材(女性向け週刊誌)も受けているとの記事もあった。
そして、かつて、目黒署に届け出たが、相手にされなかったが、ここ数年になって、かつて父親が欺された会社が立件されているとのこと。
成年後見制度を使っているから、胡散臭い話は全て、取消ができることなど、“一般の介護の苦労話”ではなく、いかに親(介護者)を守るかの手段も解説しているのが新鮮に感じられた。
成年後見制度などは、知ってる人しか知らないし、どんな悪質な投資話があるかも知ってる人しか知らない。
介護の話を読みたい方(もちろん、介護の話もあるのでそれはそれで良いけど)よりも、「どうやって痴呆(気味)の親族を守るのか、若しくは、自分自身が欺されたくないという方」は、是非、ご一読をお勧めします。
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介護ブログ『フンコロガシの詩』