大好きな後藤ゆうこさんとホウキパ ビーチ パーク

「心に休日を」


突然、日本を飛び立った。

ふと、締切さえ守ったら、どこで仕事してもいいんだ!と今更ながら気がついた。


というより、どうしても、マウイに行こうという衝動が止まらなくなった。


ときどき、こういうことがある。


自分の意図ではない何か。


その力にひっぱられて。


昔、5歳の息子を連れて、ひとり、サンフランシスコに8か月暮らしたときもそうだった。


突然、幼稚園をやめさせて渡米した。


「どうして?」と聞かれたが「わからない」としか言えず
ごまかすように「呼ばれました」とわけのわからない答えをしていた。





今回もそんな感じでマウイに来ている。


相棒はノートパソコン。


マウイ在住で友人の後藤ゆうこ、剛夫妻があたたかく迎えてくれた。


お二人はNVC(非暴力コミュニケーション)を広める活動をしている。

そんなお二人と過ごす最初の夜。


ワインでくつろいだあとの、素敵なリビングで
NVCを使った語らいになった。


チカラの抜けたミニセッション。

「カラダと話して、そのニーズを見つける」


「腰痛」
私は腰の声を耳を傾けてみた。

「休みたい」
それはもうとっくにわかっていた。
それで仕事をセーブしたりしてきたのだ。


マインドは「もっといろんなことをしたい」と言い
「人生は楽しい。やりたいことがいっぱい」と訴える。


だが、体が「休みたい」という。


心と体が分離している。


しかし、その奥。

私の体が言っていたのは「カラダの休息」というよりも
「心の休息」が欲しいということ。


日本にいたら、
仕事人であることはもちろんのこと、
母であり、妻であることが体にのっかかっている。


不良母さん、ぐうたら妻の私だけれど、
どこか、心にその役割があるのだ。


そんなことから解放されたい。


ただひとりの何者でもない、「旺季志ずか」でもない私に
戻りたかったのか。


ふと、思うのは、
もうこれから先、「やらねばならない」や
「やっておかないと損をする」みたいな思考で動くのは
やめようということ。


前からそうしてきたけれど、もっと「今、自分が本当にほしいものは何か」


その要求に耳をかたむけて、選択をしていこうと思う。


この命の残りの日々をシミジミ味わって生きよう。