こんんちは、リキュウコートです。 #289

今回も動画の解説を行います。

 

今回の動画は、前回№223動画で偶然に発見した現象の続きについて検証を行います。

 

※ №224の動画をご確認下さい。

 

その現象とは、3年間メンテナンスを怠っていたボディを「ミラーコート剤」という簡易スプレータイプの保護剤を使って塗装面へ手抜きメンテナンスを行った時に起きた「ウインドガラス」へ起きた現象の事です。

 

さすがに3年間何も手入れを行っていなかった為、塗装面の潤いが抜けてしまっていた為、塗装面のみへ保護剤を散布し洗い流しと拭き取りを行いました。

 

鏡面磨きを行った様な塗装の映り込みの仕上がりの写真

※ 鏡面磨きを行った様な塗装の映り込みの仕上がり

 

手抜きのメンテンアスにも関わらず鏡面磨きを行った様な仕上がりに驚き、動画にて紹介しようと撮影していた時に気付いたのですが、ウインドガラスへはコートの散布は一切行っていませんでしたが、バチンバチに撥水が効いていた事に驚かされました。

 

ガラスへのスプレー散布は行っていませんでしたが、恐らく散布後の水による洗い流しや最終の拭き取りで、僅かにガラスへ付着したのだと思います。

 

しかし、その程度の僅かに付着した程度の撥水効果ではありませんでした。逆にメンテナンスを行った塗装面よりも強力な撥水効果があるように思える程です。

 

この現象を推測した結果、ちょうど一年前に販売を検討していた「ウインド専用ガラスコート」をガラスへ施工し検証を行っておりました。

 

※ 直接施工していないウインドガラスの強力撥水の状態

 

10カ月以上経過しても一部弱まっていた部分もありますが、保護効果はしっかり残っておりました。

 

その残った保護被膜にミラーコート剤が食付いて強固な撥水が復活したかも知れないと思いました。

 

そこへ新車のコーティング施工の依頼があり、新車の無垢なガラスへ施工してみようと思い検証を行いました。

 

ミラーコート剤は塗装だけではなくガラス面へも効果がある事は、以前より承知しておりました。

 

しかし、それはミラーコート剤の「原液散布」の施工の場合だったからです。

 

今回の簡易スプレータイプとは、主成分は同じですが、専用の液剤で希釈しているもので原液散布とは違います。

 

 

新車の無垢なガラスに散布し水と反応し撥水が発生する模様の写真

※ 新車の無垢なガラスに散布し水と反応し撥水が発生する模様

 

両タイプとも同じ効果が得られる様には製造されておりますが、原液タイプの散布は液剤の使用量がたっぷり散布するという違いがあります。

 

使用量が違っていても塗装面への効果は同様の効果が得られますが、ガラス面へは効果に違いがある様に思っておりました。

 

それにより、簡易スプレータイプのガラス面への検証は、本格的に行ってはおりませんでした。

 

しかし、今回偶然発見した現象と、新車への無垢のガラスへ施工した様子を見て、簡易スプレーにおいても効果がありそうな手ごたえを感じる事が出来ました。

 

2時間養生し撥水力が高まった散布施工部と半面未施工部の写真

※ 2時間養生し撥水力が高まった散布施工部と半面未施工部

 

流石にフロントガラスへの無垢な状態に初回でバチバチの撥水効果は求められませんが、2回目以降であれば初回の保護被膜に食付いて強固な被膜が形成される様に思えます。

 

フロントガラス以外であれば、初回の施工からガラスを保護するという効果はあるのではないかと思いますので、わざわざウインド専用の保護剤を使わなくても、塗装面へのメンテナンスを行う時に同時にガラスへの施工も可能であると思います。

 

一年前に販売を検討して検証を行っていたウインド専用コート剤については、施工法ににおいても簡単で持続においても長期持続する優れたコート剤だと評価しますが、施工が簡単という以前に施工を行う前に完全な水分の除去が必要であるという点が唯一気になる点でした。

 

販売を検討していたウインド専用コートのティッシュへの塗布する写真

※ 販売を検討していたウインド専用コートのティッシュへの塗布

 

塗り込み前に完全に水分を除去しコート剤をティッシュで塗り込む写真

※ 塗り込み前に完全に水分を除去しコート剤をティッシュで塗り込む

 

夏場は良いが、冬の寒い時期というのは完全な水分の除去には手間が掛かります。

 

車のお手入れが好きな方にとっては、苦にならないかも知れませんが、一般の方や車の手入れが面倒な方にとっては、完全な水切りは手間が掛かる点であります。

 

このスプレータイプは濡れた状態で施工が出来る為、気を遣わずに施工が可能です。

 

極端な事例としては、雨が降っている最中にスプレー散布し塗り広げるだけで施工が完了すると言う事も可能です。

 

この様に他社製品では何処も真似が出来ない簡単な施工法というのが、私にとっては一番魅力に感じる液剤と言えます。

 

それに塗装用・ガラス専用などの使い分けが必要のない、一本でボディ全てが保護出来るというのが一番コスト面でも優れていると思います。

 

これからは、簡易スプレータイプの効果的な施工方法や成分の濃度などを付き詰めて研究を行って参りたいと思いました。

 

今回は、偶然の発見ではありますが新たな性能を開拓する切っ掛けになった事を動画にて紹介させて頂きました。

 

実際の現象や効果は動画にてご自身の目でご確認頂ければと思います。

 

塗装面よりも強力なウインドガラスの撥水効果の写真

※ 塗装面よりも強力なウインドガラスの撥水効果

 

 

※ 塗装面でも水切れの良い撥水で保護

 

このチャンネルでは様々な題材・素材を使いオリジナルコート剤の特徴である「塗装を削らない磨き」の能力をお見せし、色々な検証等を行っておりますので是非、他の動画もご覧下さい。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

気になった方はサイトも覗いてみて下さい。