こんにちは、リキュウコートです。 #286

今回も動画の解説を行います。

 

今回の動画は、前回№220の動画で「ウインドコートを塗装に施工する」という検証を行った続編です。

 

前回の検証ではウインドコートは塗装には効かないという結果が判明しましたが、今回はウインドコートを施工したマルチ・ミラーコートのコーティング被膜の視点から検証を行います。

 

今回は、リキュウコート商品として最も苦心して完成となった特性の検証を行います。

 

※ №221の動画でご確認下さい。

 

ウインドコート剤は一液型ですが、溶解力・脱脂成分が含まれる液剤により、コート剤の塗り込みで余分な油分などを除去する効果があります。

 

前回の検証前にマルチ・ミラーコートによるコーティング施工を行った2時間後にウインドコート剤を塗り込み20時間養生した後に拭き取り流水による検証を行った結果、塗装に施工したコーティングの初期撥水より少し弱まった状態でしたが、決して撥水が全て無くなった訳ではありませんでした。

 

そして、塗装表面においても溶解・脱脂により侵された状態は一切ありませんでした。

 

これは二つの視点の結果として捉える事が出来ますが、ウインドコート剤が誤って付着しても塗装を侵す様な危険性が少ない液剤と言えると思います。

 

もう一方の視点からは、マルチ・ミラーコートによるコーティング施工直後の状態でも、溶解・脱脂力がある液剤を20時間覆っていても、一切侵されなかった被膜の強度というものが証明されたと言えると思います。

 

今回は、それを裏付ける過去に配信した「#2000ペーパー研磨」という能力検証を行った動画を使いリメイク編集して解説しました。

 

塗装の塗り肌を調整する#2000ペーパー研磨を行う写真

※ 塗装の塗り肌を調整する#2000ペーパー研磨を行う

 

#2000ペーパーで研磨した半分で磨き検証を行う写真

※ #2000ペーパーで研磨した半分で磨き検証を行う

 

1万円サンダーとウールバフの磨きにて傷を除去する写真

※ 1万円サンダーとウールバフの磨きにて傷を除去

 

塗装用の溶解力の強いシリコンオフによる脱脂の写真

※ 塗装用の溶解力の強いシリコンオフによる脱脂

 

この動画は、塗装に#2000のペーパー傷を入れ、マルチコート剤による磨きを行いペーパ傷を埋める事で除去しミラーコート剤の施工により完成させた被膜をシリコンオフによる脱脂を行うという検証です。

 

シリコンオフというのは、再塗装を行う前の下地処理として塗装表面にある不純物を脱脂により除去する専用の液剤です。

 

この脱脂により、ワックスや一過性の艶だし剤・保護被膜などが一掃される為、ペーパー傷を埋めた施工が一過性の誤魔化しの被膜であるかが判明する検証となります。

 

脱脂後の結果は、マルチコートの磨きで埋まった傷が戻る事は一切ありませんでした。

 

脱脂後に残る状態は塗装と同化した被膜であり、再塗装が行える不純物が無い状態だと言えます。

 

この結果というのは、ウインドコート剤の塗り込み後の状態と同じと言えると思います。

 

僅か2時間程度の養生で、溶解・脱脂を伴う液剤の使用においても影響を受けない強固な被膜が形成されている事が判ります。

 

脱脂後も埋まった傷が戻らない強固な被膜が形成された写真

※ 脱脂後も埋まった傷が戻らない強固な被膜が形成される

 

この被膜が僅かな時間で形成される理由というのが、下地のマルチコート成分とトップコートのミラーコートの成分が科学的な反応により、瞬時に塗装に定着し被膜が締まるという現象によるものです。

 

冒頭で言ったように、この反応の発見までに相当の検証を続けて苦心して完成となったメカニズムでありリキュウコート磨きの一番の特性です。

 

このメカニズムにより一過性の被膜にならない為、埋まった傷が戻る事もなく強固な被膜で塗装を保護する事が可能になりました。

 

この様な現象が起こる磨き剤・保護剤は類を見ない液剤だと自負しております。

 

マルチコート剤の磨きは多くの方に評価頂いておりますが、動画でお見せしている仕上がり品質というのは、マルチコート単独の被膜だけでは無いという事を理解して頂く為に今回の検証を行いました。

 

そして、マルチコートの磨き後に他社製品のコート施工を行う場合においては、ミラーコートの施工を行えば、脱脂作業を省いてコート剤の塗り込みや使用が出来る事を動画でお見せし説明を行っております。

 

脱脂無しでウインドコート剤を塗り込む模様の写真

※ 脱脂無しでウインドコート剤を塗り込む模様

 

出し効果のあるウインドコート塗り込み後の撥水状態の写真

※ 出し効果のあるウインドコート塗り込み後の撥水状態

 

ミラーコートの強い撥水はワックスの様な悪影響を及ぼす成分ではない為、塗り込むコート剤が余分な成分を除去しながら塗装に馴染む様子が動画で見て頂けます。

 

それにより、脱脂作業という手間が省ける事は大きなメリットと言えます。

 

今回の動画は、奥が深い内容・解説により動画を作成にも苦労しました。

 

しかし、使用される多くの方に一番知って頂きたいリキュウコート唯一の特性でありますので、ご理解頂ければメリットも大きく今後の施工に役立つのではないかと思います。

 

このチャンネルでは様々な題材・素材を使いオリジナルコート剤の特徴である「塗装を削らない磨き」の能力をお見せし、色々な検証等を行っておりますので是非、他の動画もご覧下さい。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

気になった方はサイトも覗いてみて下さい。