こんにちは、リキュウコートです。 #277

今回も動画の解説を行います。

 

今回の動画は、シリーズでお伝えしている経年10年のプリウス/202ブラック磨きの第4弾、リヤ後方部の施工をお伝え致します。

 

世の中では磨きが難しいとされている202ブラックを、磨きで一般的に使用されるコンパウンド(研磨剤)を使用しない、リキュウコート・オリジナル商品の「マルチコート剤」という特殊クリーナーと、コーティング剤の磨き補修の模様をお伝えしております。

 

※ №211の動画でご確認下さい。

 

コンパウンドは固着した汚れも削って除去しますが、汚れと塗装の区別する事無く削り続けてしまいます。

 

長年の固着した汚れを除去するには、粗い研磨剤で磨く必要がありますが、粗い研磨粒子により塗装に新たな磨き傷が入ってしまう等、汚れと塗装の判断が付かず塗装を削ってしまいがちです。

 

塗装に磨き傷が入ってしまうと、経験の浅い方にはお手上げになってしまう結末も大袈裟な話ではありません。

 

特にブラックソリッドカラーや濃色カラーでは少しの失敗も目立ってしまいます。

 

10年間堆積した保護被膜とマルチコートの一回磨き跡の写真

※ 10年間堆積した保護被膜とマルチコートの一回磨き跡

 

これらの機械磨きの難しい部分を解決する磨きが行えるのは、塗装を削らない「マルチコート剤」の磨きです。

 

「マルチコート剤」は特殊クリーナー成分により、汚れに瞬時に浸透し固く固着した汚れであっても汚れを分解して軟化させるという大きな特徴があります。

 

その効果を活かし、軟化した汚れをウールバフやウレタンバフにより掻き取るだけで除去が出来ます。

 

それにより、コンパウンドの様に削り過ぎるという事が無く、汚れが除去されると同時に、今度は不純物が一掃された塗装表面をコーティング被膜が形成されるという、磨きでは画期的なメカニズムにより汚れの除去とコーティング施工が行われます。

 

一般的にコンパウンド剤には磨きをスムーズに行える事と、仕上がりを良くするために油分が配合されております。

 

この油分は数週間から1・2ヵ月で蒸発して抜けてしまい、磨き直後の仕上がり感が減退してしまいます。

 

それにより、磨き作業後に別途、塗装の保護を行う為にコーティング施工を行う必要があります。

 

この二度手間を「マルチコート剤」では同時に一度の施工で完成させてしまう特殊なコート剤です。

 

しかも、これらの作用を技能・テクニックで生じさせるわけでは無く、コート剤自体の性能により汚れの除去とコーティング被膜が形成されます。

 

そして機械磨き後に、「ミラーコート剤」による最終保護を行えば、仕上がった光沢は一過性の仕上がりとならず維持されます。

 

最終保護剤のミラーコート散布施工の写真

※ 最終保護剤のミラーコート散布施工

 

私が素人時代から板金塗装の職人の経験やコーティングメーカーの商品開発の経験を集約して完成させた「コート剤」により、塗装の磨きで苦労されている方に「機械磨きの楽しさ」を経験して貰いたく動画を通して発信させて頂いております。

 

今回紹介している車の磨き施工は、お金を頂く仕事として受けているもので、作業量と仕上がり具合で料金が決まります。

 

お客様の希望が、見た目の改善で完璧な事は望まないという事により、料金を出来れば抑えたいという希望も含まれております。

 

それにより、今回の施工は傷やシミを完全に除去出来なくても、見た目の改善を第一の目的として、完璧を求めない限定した作業を行いました。

 

出来るだけ手間と時間を削減した施工です。

 

完璧を求めない施工でも、かなりの見た目の改善が行えた仕上がりになったのでは思います。

 

この施工の模様や仕上がり具合は動画にてご覧頂ければ、言葉以上の真実が見えると思います。

 

そして今回は、複雑な形状のバックドアでの磨きを紹介しております。

 

これは、私が普段より機械磨きでは「的を射た磨き」が大事だと説明しておりますが、これが実践で役立つ磨きであると言う事を示すために紹介しまた。

 

複雑な形状のバックドア施工前の状態の写真

※ 複雑な形状のバックドア施工前の状態

 

入り組んだ複雑な形状では「自分がバフの何処を使って磨いているか」自覚して磨く必要があるからです。

 

この様な個所では、無自覚な磨きは通用しません。

 

この磨き方を観て、「的を射た磨き」の重要性を理解して頂ければ幸いに思います。

 

また今回は、オマケとしてリヤバンパーの「擦り傷」の磨き施工を紹介しております。

 

クリヤー塗装を削った擦り傷の状態の写真

※ クリヤー塗装を削った擦り傷の状態

 

作業前の時点でも「完全な除去は無理」と判る程の擦り傷ですが、完全な除去が出来なくても、見た目の改善が行える施工の模様と仕上がり具合を参考にして頂ければ、実践の作業に役立つと思い紹介しました。

 

特にマイカーをお手入れする方に多く見られますが、大事にしている車ですので完璧な仕上がりを望んでしまいがちですが、その気持ちと考えが失敗の基になるとも言えます。

 

物理的に無理という事がありますので、身の程を理解して無理をしない施工でも、見た目の改善が出来ると動画を観て理解して頂ければ幸いです。

 

と言う訳で、今回は「完璧を求めない磨き」というテーマで動画を作成しましたので最後まで是非ご覧下さい。

 

完璧を求めない施工で仕上がったリヤ後方部の写真

※ 完璧を求めない施工で仕上がったリヤ後方部

 

完璧を求めない施工で仕上がった側面部と後方部の写真

※ 完璧を求めない施工で仕上がった側面部と後方部

 

このチャンネルでは様々な題材・素材を使いオリジナルコート剤の特徴である「塗装を削らない磨き」の能力をお見せし、色々な検証等を行っておりますので是非、他の動画もご覧下さい。