こんにちは、リキュウコートです。 #276

今回も動画の解説を行います。

 

今回の動画は№204動画で紹介した、多くの方が磨きで苦労するという「トヨタ202ブラック塗装」をウールバフによる磨きを行う続きで、完成までの模様をお伝え致します。

 

※ №209の動画でご確認下さい。

 

世間ではこの202ブラックカラーの磨きや手入れでお困りの方が多く居る事は、一般の方でも承知している手入れ・磨きが難しい塗装です。

 

今回紹介する車の現状は経年10年で11万㎞走行しており、日頃のお手入れは仕事が忙しい為、定期的にガソリンスタンドで洗車を来ない撥水コートによる保護を行っているそうです。

 

それにより、施工の初めに洗車を行った後もボディ全体が強力な撥水で保護されている状態です。

 

しかし、ボディの外観は10年間全く手入れしていないかの様に塗装全体に、靄が掛かったように白くボヤケタ状態です。

 

塗装面だけではなくウインドガラス全面も同様の状態になっております。

 

外観を見ただけで「ワックス保護剤」による弊害だと言う事は、磨きを行う前に確証したくらいです。

 

10年間撥水コートを繰り返しいたフロント部の状態の写真

※ 10年間撥水コートを繰り返しいたフロント部の状態

 

持ち主の方は、決して手入れを怠っていた訳ではなく、良かれと思い定期的にお金を支払って、撥水保護を繰り返した結果ですので同情致します。

 

あまり車のお手入れに興味を待っていない方にとっては、撥水で保護していれば大丈夫と思ってしまうのは仕方の無い事だと思います。

 

今回の施工を通してワックスなどの「役目を終えても残り続ける保護被膜」の堆積を例にして、不純物や傷・シミの除去について解説を行います。

 

不純物の堆積により白ボケしたフロント部の状態の写真

※ 不純物の堆積により白ボケしたフロント部の状態

 

今回の様に10年間堆積したワックスの保護被膜というのは極端ですが、車を使用していれば、水垢や排気ガスなどによる油汚れ、またはお手入れで使用する保護剤など、塗装表面上には不純物は少なからず存在します。

 

これらの不純物の特性は、塗装の光沢に悪影響を及ぼし、新たな汚れを呼び込み易くなる特徴があります。

 

また、不純物の被膜は塗装の様には硬い被膜ではない為、洗車などのお手入れでも傷などが入り易いというデメリットにもなります。

 

多くの方が望んでいるのは「洗車傷」を消したいという願望です。

 

本来、通常の洗車では傷が入るケースというのは少ないと私は考えます。

 

元論、異物の付いたもので手荒く扱えば傷は入りますが、塗装自体は軽い洗車程度では塗装に傷は入りません。

 

そして洗車傷を除去したい願望を持つ方の多くは、車を大事に手入れしている方が多いというのが実情です。

 

大事に手入れを行っても傷が入るというのは矛盾があります。

 

その原因の多くは、これまで磨きを行ってきた経験から塗装表面上にある不純物の存在であると私は思います。

 

今回の症状の様に目に見える劣化や白ボケなどの症状が無いだけであって、多少なりとも不純物は存在します。

 

その塗装表面上にある不純物に爪傷や洗車傷が入っているのだと考えます。

 

それにより、薄い洗車傷の除去というのは傷磨きでは無く、不純物・汚れの除去で傷は消えると言う事です。

 

この現象を多くの一般の方が知らないのが実情ですので、今回の動画で解説を行いました。

 

車の手入れ・磨きに興味を持たれる方や宝物の様に大切にされている方に知って頂きたいのは、出来るだけ不純物が堆積しないお手入れ方法です。

 

不純物の多くは自然に付く汚れよりも、科学的物質である車の保護剤が一番に不純物となり得る要因です。

 

堆積した不純物を除去しコーティング補修を行った完成状態の写真

※ 堆積した不純物を除去しコーティング補修を行った完成状態

 

車を大事にするあまり、光沢を良くする・撥水が強いものなどを無意識に使用し、保護の役目を終えても残留する保護被膜が不純物となり、傷やシミが付きやすくなるというサイクルを知り、お手入れを行って頂きたく思います。

 

また、その不純物の除去において磨きを行う場合は、塗装を削る事無く不純物のみを除去する事が一番大事であると思います。

 

不純物の除去・磨きの度に塗装を削ってしまっていては台無しになってしまいます。

 

その意味においては、削る磨きのコンパウンドでは都合良く塗装を削らずに、不純物だけを除去すると言う事は難しいのが実情です。

 

しかし、リキュウコートの「マルチコート剤」は、汚れに浸透し汚れを分解して軟化させる事が出来るので、塗装を削る事無く軟化した汚れ・不純物をバフにて掻き取る事が出来るのが一番の特徴です。

 

塗装を削らずに不純物を除去するマルチコート剤とウールバフで磨く写真

※ 塗装を削らずに不純物を除去するマルチコート剤とウールバフの磨き

 

今回は磨きが難しいとされる「201ブラック」塗装を、磨き傷が入り易いウールバフにて磨きを行い、新車以上の輝きへ修復完成状態をお見せしておりますので最後までお見逃しなくご覧下さい。

 

磨きと同時にガラスコーティング被膜が形成された状態の写真

※ 磨きと同時にガラスコーティング被膜が形成された状態

 

新車以上の輝きへ修復された完成状態の写真

※ 新車以上の輝きへ修復された完成状態

 

このチャンネルでは様々な題材・素材を使いオリジナルコート剤の特徴である「塗装を削らない磨き」の能力をお見せし、色々な検証等を行っておりますので是非、他の動画もご覧下さい。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

気になった方はサイトも覗いてみて下さい。