こんにちは、リキュウコートです。 #271

今回も動画の解説を行います。

 

今回の動画は、多くの方が磨きで苦労するという「トヨタ202ブラック塗装」をウールバフによる一発磨きを行う動画です。

 

※ №204の動画でご確認下さい。

 

これまでも、チャンネル内で様々なメーカーの塗装を磨いて紹介してきましたが、202ブラックソリッドカラーは初めて紹介します。

 

世間ではこの202ブラックカラーの磨きや手入れでお困りの方が多く居る事は承知しておりましたが、都合よく年月が経過し汚れも堆積した202ブラック塗装の題材が段取りが出来なかったので紹介が遅くなりました。

 

今回動画で紹介する車は、ディーラーより磨きの依頼を頂いた仕事として施工を行う車です。

 

現状は経年10年で訳11万㎞走行しており、日頃のお手入れは仕事が忙しい為、定期的にガソリンスタンドで洗車を来ない撥水コートによる保護を行っているそうです。

 

それにより、施工の初めに洗車を行った後もボディ全体が強力な撥水で保護されている状態です。

 

強力な撥水で保護されているボンネットの写真

※ 強力な撥水で保護されているボンネット

 

強力な撥水で保護されているウインドガラスの写真

※ 強力な撥水で保護されているウインドガラス

 

しかし、ボディの外観は10年間全く手入れしていないかの様に塗装全体が靄が掛かったように白くボヤケタ状態です。

 

塗装面だけではなくウインドガラス全面も同様の状態になっております。

 

外観を見ただけで「ワックス保護剤」による弊害だと言う事は、磨きを行う前に確証したくらいです。

 

役目を終えた保護被膜の堆積で外観が損なったフロント天面部の写真

※ 役目を終えたWAX保護被膜の堆積で外観が損なった天面部

 

持ち主の方は、決して手入れを怠っていた訳ではなく、良かれと思い定期的にお金を支払って撥水保護を行った結果ですので同情いたします。

 

あまり車のお手入れに興味を待っていない方にとっては、撥水で保護していれば大丈夫と思ってしまうのは仕方の無い事だと思います。

 

塗装に関わる仕事を何十年も従事している私からすると、10年間洗車だけを行っている方が車(ボディ)の為には優しいお手入れだと思わずにはいられません。

 

単純に自然界による汚れだけであれば、今回の様な状態に絶対にならないという確信があるからです。

 

動画でもよく説明しておりますが、役目を終えても塗装表面に残留する保護剤を使えば、何もしないよりもひどい状態になる事は、これまでにも無数に見てきた症状だからです。

 

車のお手入れに関わる仕事をしている側からすると、この様な後の事を考えていないかの商品やサービスが何故流通しているのか?と疑念に思ってしまうくらいです。

 

その不満・不足から自らオリジナル商品を開発したと言っても過言ではないので余計に虚しく思えます。

 

開発したオリジナルコート剤によるウールバフ磨きの写真

※ 開発したオリジナルコート剤によるウールバフ磨き

 

確かに強力な撥水加工は施されておりますが、その反面に外観を失う結果になるというのは、同じ商品開発を行う立場からすると無責任としか思えません。

 

話が横にそれてしまいましたが、10年間繰り返し行ってきた保護被膜が、役目を終えて単なる汚れとして堆積し固着した不純物の除去は、一般的な研磨剤による除去は簡単なものではありません。

 

特に塗装が柔らかいとされる202ブラックでは余計に困難に思えます。

 

一般的に流通している磨き剤のコンパウンドの磨きでは、堆積し固着した汚れと塗装と区別・認識する事が出来ません。

 

この意味は、研磨剤にとっては塗装も汚れも区別が無い為に、汚れの除去後も同じく塗装を削り続けてしまうに、柔らかな塗装表面に研磨剤の傷が入ってしまうと言う事です。

 

その塗装に入ってしまった傷を除去する為に、新たな研磨剤により磨きを行わなければいけません。

 

それにより、柔らかな塗装の磨きは厄介とされている理由です。

 

しかも202ブラックはメタリック・パール顔料が入っていない単色のブラックカラーにより、僅かな傷も誤魔化しが効かない為に余計に目立ってしまいます。

 

今回の動画では、その難しい症状と塗装を私が開発した特殊コート剤の「マルチコート剤」により、傷を付けないで固着した汚れをウールバフにて一回の塗布磨きにて除去するという磨きを紹介します。

 

WAXの役目を終えた被膜が堆積したボンネットの写真

※ WAXの役目を終えた被膜が堆積したボンネット

 

削らないウールバフの一回磨きで不純物が除去された状態の写真

※ 削らないウールバフの一回磨きで不純物が除去された状態

 

マルチコート剤は、削って除去するのではなく、固着した汚れをクリーナー成分で分解し軟化させた後に、塗装表面から分離するというメカニズムにより、誰でも簡単に除去が出来ます。

 

その上、汚れの除去と同時にコーティング被膜を形成する働きをします。

 

そのコーティング被膜の「滑り効果」によりウールバフの「磨き傷」が入らずに磨く事が出来ます。

 

言葉で説明する事も難しいくらいのメカニズムにより、塗装を傷つけず汚れを除去し、おまけに塗装表面の劣化も補修する事が出来るのです。

 

これらの長々と説明してきた事が、動画の中の磨きで立証する事により実際の実情を見る事が出来ます。

 

夢の様な磨きのメカニズムですが、説明が本当なのか?多くの方に見て頂けると、商品を開発した甲斐があったと幸いに思います。

 

磨き前に塗装の剥がれをタッチアップにて補修する写真

※ 磨き前に塗装の剥がれをタッチアップにて補修

 

磨き作業にて馴染む事を狙って、作業前に塗装の剥がれをタッチアップ補修する模様も動画前半でお伝えしております。

 

このチャンネルでは様々な題材・素材を使いオリジナルコート剤の特徴である「塗装を削らない磨き」の能力をお見せし、色々な検証等を行っておりますので是非、他の動画もご覧下さい。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

気になった方はサイトも覗いてみて下さい。