こんにちは、リキュウコートです。 #265

今回も動画の解説を行います。

 

今回の動画は2年以上前に「堆積したワックスの残留物の除去」として配信した動画をリメイク編集したものです。

 

動画での紹介では最長となる経年15年の症状を詳しく説明する為に、映像に合わせて詳しく音声にて説明したいと思い再編集を行って紹介致します。

 

※ №198の動画にてご確認下さい。

 

ディーラーより磨きの依頼を受けた施工の模様をお伝えしておりますが、症状としては重症に分類され、上面部の塗装においては光沢を失ったマッド状態です。

 

この様に塗装の光沢を失うには、塗装自体に問題があり減退するケースと日頃のお手入れが原因で減退する要因が考えられます。

 

長年の経験により推測は出来ますが、本当の要因は実際に磨いてみないと正確には分かりません。

 

15年のお手入れで光沢を失ったボンネットの写真

※ 15年のお手入れで光沢を失ったボンネット

 

ワックスの役目を終えて残留した保護膜の堆積したボンネットの写真

 

※ ワックスの役目を終えて残留した保護膜の堆積

 

今回は汚れ(不純物)の堆積により塗装本来の輝きが失われているという症状です。

 

しかも、自然に汚れが付着するのではなく、必然的に堆積する不純物です。その事からも、ワックス系の保護剤を定期的に使用していると思われます。

 

ワックス・シリコン系の撥水を売りにしている保護剤は、保護の役目を終えても残留する特徴があります。

 

美装も含め塗装の為に役立つ残留であれば有難く役に立つのですが、単なる汚れとして必然的に残留してしまいます。

 

その行為を繰り返せば、今回のような汚れでコーティングしているかの様な光沢を失った悲惨な状態になってしまします。

 

手入れを怠って汚れが付着しても、このような状態に汚れは堆積しません。

 

今回の動画で着目して頂きたいのは、15年間の固着した残留物の除去のされ方です。

 

コンパウンドの磨きを経験がある方なら、一目でわかると思いますが、固着し堆積した不純物は簡単に綺麗には除去できません。

 

しかし、リキュウコート/マルチコート剤の特殊なクリナー成分瞬時に浸透し分解するので、削って除去しなくてもウールの素材と摩擦で除去が可能です。

 

塗装に影響を及ぼす酸やアルカリ成分は入っておりませんので安心です。

 

そして、コンパウンドには無い一番の特徴は、汚れを除去するだけでなく一度の磨きで塗装の劣化も補修する事が可能と言う事です。

 

それが、コーティング剤で磨くという一番のメリットと言えます。

 

マルチコート剤とミラーコート施工で修復した状態の写真

※ マルチコート剤とミラーコート施工で修復した状態

 

マルチコート剤とミラーコート施工で修復した状態の写真

※ マルチコート剤とミラーコート施工で修復した状態

 

「マルチ専用ウレタンバフ」でも汚れの堆積はコシの強さと目の粗さで除去は出来ますが、さすがに15年間の劣化を補修する事は出来ません。

 

その点がウールバフとの摩擦力の違いによる、コーティング成分の浸透力の差です。

 

この特徴を理解して使い分ける事が磨きを行う上で重要な点である為、№197の動画でバフごとによる能力検証を紹介しました。

 

そして最終保護のミラーコート剤の散布施工ですが、マルチコートの成分と反応し強固な被膜と透き通った透明感のある塗装を塗り直したような仕上がりが実現されます。

 

最終ミラーコート施工を終えた撥水状態の完成写真

※ 最終ミラーコート施工を終えた撥水状態

 

一般のコンパウンドの磨きでも何らかの最終保護仕上げとしてポリッシャーで仕上げますが、ボディ全体をポリッシャーで仕上げるだけで労力や時間が掛かってしまいますが、ミラーコート剤の散布施工では、ハンドスプレーの散布であっても、ポリッシャー仕上げよりもはるかに労力・時間が軽減されます。

 

今回の症状は塗装の光沢が減退する症状の最も多い事例であるので動画を参考にして頂ければ幸いに思います。

 

最後は15年間の磨きの成果をビフォーアフターとして、仕上がり具合を見て頂ければと思います。

 

素材自体に問題があり汚れが吸着するバイザーの写真

※ 素材自体に問題があり汚れが吸着するバイザー

 

マルチコート剤で一回磨きを行った状態のバイザーの写真

※ マルチコート剤で一回磨きを行った状態

 

このチャンネルでは様々な題材・素材を使いオリジナルコート剤の特徴である「塗装を削らない磨き」の能力をお見せし、色々な検証等を行っておりますので是非、他の動画もご覧下さい。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

気になった方はサイトも覗いてみて下さい。