こんにちは、リキュウコートです。 #258
今回も動画の解説を行います。
今回の動画は前回(№190動画)紹介した7ヶ月前に磨き施工を行ったブラックパール塗装のドアパネルを使い「磨き重ね効果」を検証するという企画です。
「磨き重ね効果」と言われてもどの様な物なのか分からないと思いますので、目に見える形で解説を行う為に動画にてお伝え致します。
一般的な磨きで使用するコンパウンドの磨きでは、磨きを繰り返す事(磨き重ね)により塗装を除去に削り傷やシミを除去する事になります。
確かに傷やシミは除去出来るかも知れませんが、結果的に塗装を削る事により塗装が薄くなってしまう事に繋がります。
リキュウコートのマルチコート剤の磨き重ねでは、塗装を削るコンパウンドとは真逆の現象・効果が得られます。
マルチコート剤は特殊なクリナー成分とコーティング成分が配合されており、磨きの摩擦により汚れを除去し、同時に磨きの摩擦を利用し樹脂成分(コーティング成分)を塗装面に浸透を図る事が可能です。
樹脂成分の浸透により傷やシミが埋まるというメカニズムにより塗装を削らずに除去されるという効果があります。
但し、一回の施工で何回も磨き重ねが可能という訳ではありません。
マルチコートの使用注意として一回の施工では3回までの磨き重ねとしております。
その理由は一度に何度も磨き重ねても、塗装に浸透した樹脂成分が定着するには限界がある為です。
本来の「磨き重ね効果」を発揮させるには浸透した樹脂成分が定着(硬化)しなければ、樹脂成分が被膜に喰い付かない(重ならない)からです。
前回の施工で3回は磨き重ねても完全には埋まり切らなかった傷を対象にして、7ヶ月経過し完全に締まりきった被膜を磨く事により、傷の変化により「磨き重ね効果」を目に見える形で紹介する目的で企画した動画です。
磨き重ね効果や変化を伝える為に傷を対象に検証を行いましたが、リキュウコート商品の一番の使用目的は「傷・シミの完全な除去」ではありません。
前回の施工で埋め切れなかった傷ですが、最初の状態よりはかなり目立たなく一目では確認出来ない程に仕上がっております。
それでは「磨き重ね効果」は何時役立つのか?と言うと、今回の動画で行うウールバフの磨きだけで生じる現象ではありません。
ウールバフの強い摩擦による高い浸透は行えませんが、普段のお手入れで行うマルチコート剤を使ったハンド処理による定期メンテナンスや1年や2年に一度程度に行うウレタンバフにより不純物の除去磨きでも「磨き重ね効果」が得られます。
特別な時間や手間を掛けなくても、普段のお手入れでも塗装を保護強化する働きにより品質が高まる効果が得られるという事です。
その「磨き重ね効果」を目に見える形で紹介する為に、不純物の無い塗装をウールバフにて磨きを行いました。
動画でも注意を促しておりますが、不純物の無い状態をウールバフによる磨きを行う事は適切ではありません。
マルチコート剤自体には塗装を削る能力はありませんが、ウールバフの強い摩擦で塗装を削る事が考えられます。
通常は堆積した汚れ・不純物があるので、ウールバフの摩擦により汚れの掻き取りに働きますが、今回の様な不純物が無い磨きでは塗装をダイレクトに磨く結果となり塗装を削ってしまう恐れがあります。
ウールバフの磨きは頻繁に行わない事を動画にて注意を促しております。
リキュウコート商品の特性を正しく理解して頂ければ、商品性能が容易に発揮出来ると思い動画にて説明を行っております。
商品性能が深い為に説明が長くなり今回の全編と次回の後編に別けて紹介しますが、実際の磨きや仕上がりの状態をお見せしながら分り易く解説しておりますので、最後まで観て頂ければより一層に理解が深まるのではないかと思います。
このチャンネルでは様々な題材・素材を使いオリジナルコート剤の特徴である「塗装を削らない磨き」の能力をお見せし、色々な検証等を行っておりますので是非、他の動画もご覧下さい。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。