こんにちは、リキュウコートです。 #192

今回も動画の解説を行います。

 

今回の動画は、近隣のディーラーより依頼を受けたフロントバンパーの交換修理後のガラスコーティング部分施工の模様をお伝え致します。

 

 

※ №129の動画をご確認下さい。

 

年式は調べておりませんが、約2万5千km走行している状態です。

 

カラーはライトブルーマイカ(パール)塗装ですが、このカラー部のフロントバンパーカバーを新品パーツに交換しており、その他のパーツに関しては既存パーツを組替えて再使用しています。

 

今回もマルチコート剤によるアンダーコートと、トップコートはガラスコート剤とミラーコート剤によるトリプルコートで施工します。

 

交換したバンパーカバーは勿論ですが、隣接パネルやパーツも交換文品と違和感が出ない様に磨きを行い不純物も除去し、行幹部と同じくガラスコート補修を行います。

 

前々回の動画解説で同じ交換修理に伴う部分補修を行いましたので、隣接パネル補修の詳しい解説はそちらの記事をご覧下さい。

 

 

今回詳しく解説したい部分は、フロントフェイスを大きく占める、「メッキグリル」の補修です。

 

説明が遅れましたが、この車のコーティングは他社商品の施工を新車時に行っております。

本来は元々新車で施工したコーティング剤で補修するのが筋だと思いますが、今回も何故なのか分かりませんが私へ依頼がありました。

 

それが原因とは断言は出来ませんが、フロント中央に大きく存在感を示すメッキ素材のフロントグリルの汚れが非常に目立ちます。

 

メッキ特有の汚れで光沢・反射が鈍ったフロントグリルの写真

※ メッキ特有の汚れで光沢・反射が鈍ったフロントグリル

 

メッキグリルの汚れで光沢・反射が鈍った状態(ズーム写真)の写真

※ メッキグリルの汚れで光沢・反射が鈍った状態(ズーム写真)

 

リキュウコートのアンダー・トップコート剤全てにおいて、メッキパーツには強い反応があります。

 

反応というのは汚れを除去する面でも効果は絶大で、保護力においても劣化を防ぐ能力も高い事から、今回の様な汚れが発生しないのではないかと思われます。

 

しかし、コーティング剤であっても完璧に汚れの発生を防ぐものではありませんので、リキュウコートでは絶対に発生しませんとは断言できませんが、汚れが非常に目立ちました。

 

メッキグリルを綺麗に磨くという仕事ではありませんが、サービスの一環と動画で紹介できるので私にとっても助かりました。

 

メッキパーツに効果があると言っても、動画で紹介する程よく劣化した素材が見つからないので、メッキパーツの磨きで参考になるのではと思います。

 

このメッキパーツの汚れは通常の洗車では除去出来ません。

 

塗装面に付着する汚れとは種類が違うと思います。

 

ウレタンバフによるメッキグリルを磨く下地処理の模様の写真

※ ウレタンバフによるメッキグリルを磨く下地処理

 

それは何故かというと、今回の様な汚れで輝きが減退したメッキパーツの磨きでは、必ず共通して磨き作業時に「焦げた」様な独特の匂いが発生します。

 

新車や新品パーツの下地処理で磨きを行う場合では、同じマルチコート剤を使用していても匂いは発生しません。

 

汚れの除去を行う場合のみです。

 

勿論、その他のパーツの磨き作業でも匂いなどは一切発生しません。

 

それらの事からも、メッキ素材から発する物質に関係する汚れ(不純物)ではないかと推測します。

 

マルチコート剤には酸やアルカリ溶剤の様な成分は一切合配合されていませんが、何かの物質と反応して分解されている時に匂いも発生しているのではないかと推測します。

 

独特の匂いが発生すると聞くと何か不安になるかも知れませんが、これまでにメッキパーツを磨いて不具合も一度も無く、問い合わせも一度もありません。

 

自分所有する車のメッキパーツでも異常は見られません。

 

世の中には車のメッキパーツ専用クリーナーがある様に、独特の汚れ(不純物)なのではないかと思われます。

 

メッキパーツとの相性が良いクリーナーなのかも知れませんが、簡単に除去が可能で手間取った覚えも無いくらいです。

 

今回の様に汚れにより反射が鈍った状態であっても、不純物の除去であれば専用ウレタンバフで除去出来ます。

 

動画で観て判る様に、専用ウレタンバフでゴシゴシ磨かなくても、2・3回磨くだけで本来の輝きが蘇って来ます。

 

ウレタンスポンジ素材で磨くので、誰がどの様に磨いても、磨き傷が入る心配もなく綺麗に仕上がるのではないかと思います。

 

※ マルチコート剤によるヘッドライトも同時にクリーニングを行う

 

新品パーツと既存パーツを同時に下地処理を行っている写真

※ 新品パーツと既存パーツを同時に下地処理が可能

 

いつもの様に、交換部品に隣接しているライトレンズやパネルも同じく磨いて下地が完成しました。

 

最後は噴き付けて塗り広げるだけで施工が可能な、ガラス・ミラーコート剤のトップコートを散布施工し完成しました。

 

コーティングを施工していても、手入れが一切不要という訳ではなく、通常の汚れは付着しますので、洗車+15分程度でお手入れが出来る、クイックコート剤による定期メンテナンスで綺麗な状態が維持出来ます。

 

機械磨きを行わなくてもメッキパーツの輝きも維持出来ます。

 

という訳で今回は、メッキパーツの汚れ・除去について動画でお伝えし解説を行いました。

 

メッキグリルの輝きも蘇った部分補修後の状態の写真

※ メッキグリルの輝きも蘇った部分補修後の状態

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

気になった方はサイトも覗いてみて下さい。