こんにちは、リキュウコートです。 #163

今回も動画の解説を行います。

 

今回の動画は前回のハンド処理による「クイックメンテナンス」の続きで、「ミラーコート剤」によるトップコートのハンドスプレー施工の模様をお伝えします。

 

 

※ №101の動画でご確認下さい。

 

後半からはハンド処理で行った部位を「マルチコート剤」と目の粗いスポンジバフによる一発磨きとミラーコート剤で仕上げた模様もお伝えする動画です。

 

同じ部位を「手磨き」「機械磨き」を比較するという、当たり前の比較動画に思えますが、とても手間の掛る撮影の為に滅多に作れない動画でもありますので是非ご覧下さい。

 

最初に行うのは前回紹介したハンドによるクイックメンテナンスですが、この施工は本当に誰でも簡単に行える為に失敗も無いメンテナンス施工だと思います。

 

洗車後の濡れた状態で作業が行え、乾燥時間も必要なくイージーな手磨きでも磨きムラも発生しなく完成時には見栄えよく仕上がるという画期的な商品だと思います。

 

ハンド処理に最適な「クイックコート剤」の写真強力撥水と鏡面光沢が特徴の「ミラーコート剤」の写真

※ (左)ハンド処理に最適な「クイックコート剤」

※ (右)強力撥水と鏡面光沢が特徴の「ミラーコート剤」

 

テクニックも不要ですがポイントが一点あります。

 

これはコンパウンドやワックスの知識が邪魔をする事なのですが、塗り込みスポンジを力を入れて汚れを除去するような気持ちで押さえて手を動かす事が一番のポイントです。

 

これを恐れて軽い塗り込みを行うと汚れが除去されにくい為に、仕上がりに影響を及ぼします。

 

これは機械磨きも同様なのですが、知人の塗装屋さんでもコンパウンドのポリッシャー磨きの要領で力の入れ方を加減して磨いていた為に、コート剤本来の性能が発揮されなかったという実話があります。(2年間も気付きませんでした)

 

決して難しい事ではありませんが、少しだけの扱いの違いで大きく仕上がりが変わって来ると改めて認識した点でした。

 

この事例がある為に、一般販売をためらう大きな要因となっているのも事実です。

 

とにかく恐れないで力を入れるという事がポイントです。

 

その為に洗車時に傷の原因となる泥・砂の除去が重要になるという事です。

 

以上がクイックメンテナンスで必要な施工におけるポイントです。

 

続いてミラーコート剤によるハンドスプレー施工について解説します。

 

とても簡単な施工ですが、一点だけ重要なポイントがあります。

 

それはボディの高温時は作業を避けるという事と、スプレー散布と洗い流しの時間を掛けないで行うという点です。

 

時間を置いてしまうと、過剰に定着反応し雨染み上のシミが発生してしまう為です。

 

ボンネット・ルーフパネル等は広く熱を吸収し易いので特に注意して作業を行う必要があります。

 

しかし、シミが発生したとしても除去出来ますので心配はいりません。

 

一番簡単な除去方法はクイック・マルチコート剤どちらでも構いませんが、水を少量含んだ塗り込みスポンジに少量塗布し軽い力で塗り込んだ後に、マイクロクロスで拭き取ると簡単に除去出来ます。

 

その時、再度のミラーコート散布は必要ありません。

 

この点だけが注意点で取り返しのつかない失敗にはなりませんが、せっかくの「クイック施工」の利点が半減してしまうので気を付けて下さい。

 

洗い流しが終わった後にシミが発生する事はありませんので安心して拭き取りを丁寧に行って下さい。

 

動画ではなかなか上手く再現出来ませんが、密度が濃いコート剤の浸透が行われる為に鏡面の様な光沢に仕上がります。

 

後、水切れの良い撥水が特徴で、ワックス系の撥水とは違いウォータースポットになりにくいのも特徴の一つです。

 

また、下地・トップコート共に繰り返しの使用で、不純物の被膜になる事が無いので常に透明感のある発色が望める点も大きな特徴です。

 

そして最後のマルチコート剤と専用スポンジバフによる「一発機械磨き」の仕上がりとの比較ですが、今回の動画で使用している車は別件の症状でディラーから依頼を受けた仕事ですので、最後の仕上がりの様子はお金を頂くプロとしての仕上がりの状態です。

 

機械磨きに最適な「マルチコート剤」の写真目の粗い特徴の「専用ウレタンスポンジバフ」の写真

※ (左)機械磨きに最適な「マルチコート剤」

※ (右)目の粗い特徴の「専用ウレタンスポンジバフ」

 

格好を付けた言い方になりましたが、偉そうに腕自慢という意味では無くて、職人の様な特殊な技術は要しなくても、コート剤を正しく扱い丁寧に作業を行えば誰でも私と同様の仕上がりが望めるという事を言いたかったのです。

 

ハンド処理の何十何百倍もの動きで不純物を完全に除去し、摩擦による光沢補修を行った結果に過ぎません。

 

機械磨きの仕上がりの良さを表現出来た事と、動力の差が大きいのにも関わらずハンド処理によるクイックメンテナンスの仕上がりの良さも理解が出来たのではと思います。

 

この点について今回の動画で表現したく作製しました。

 

施工前のパール粒子の発色が鈍いボディの状態の写真

※ 施工前のパール粒子の発色が鈍いボディの状態

 

ハンド処理と機械磨きのダブルで仕上がった本来の発色が蘇った塗装の写真

※ ハンド処理と機械磨きのダブルで仕上がった本来の発色が蘇った塗装

 

前回も言いましたが、機械磨きが出来ない方でもクイックメンテナンスを繰り返し行えば、今回の機械磨きの仕上がりに近付きますので希望を持って下さい。

 

今回はミラーコート剤のハンドスプレー施工と手磨きと機械磨きについて解説しました。

 

最後までお付き合い頂き有難うございました。

気になった方はサイトも覗いてみて下さい。