こんにちは、リキュウコートです。 #49
前回の記事では、マルチコート剤(アンダーコート)とガラスコーティング剤(トップコート)の組み合わせで新車への「ガラスコーティング施工」の活用事例について解説しました。
今回は同じ組み合わせによる第二弾として、「コーティング保証期限切れ(3年~5年)を対象にした再施工」の活用事例について解説したいと思います。
【組み合わせ】:マルチコート剤(アンダーコート)×ガラスコーティング剤(トップコート)
【使用用途】 保証終了後の下地処理(磨き)を伴うガラスコーティングの再施工として使用
※コーティングの再施工の写真
私は、コーティングメーカーに勤務していた当初から疑問に思っていたのですが、新車を購入時に3年から5年保証が付帯する様々なコーティングを施工していますが、現在における新車購入からの保有期間(買い替え期間)は平均すると9年から10年という統計によるデータがあります。
しかし、多くの方々が新車時に車のボディを守る為にコーティングを施工する方が多いですが、保証期間が終了すると同時に専用のメンテナンスも終える方がほとんどだと思います。
ですが、終了後も車を保有・維持して行くのであれば、綺麗にした状態で再施工すれば気持ちよく最後まで維持できるのではないのか?と感じていました。
勿論、様々な理由で全ての方が再施工を望むとは思っておりませんが、希望する方がいても販売店側や大手コーティングメーカーも積極的な商品開発や販売提案を行っていない為に、再施工自体知らない方も多いのが業界の実情だと思います。
理由については、様々な事が考えられますが、一番の理由は再施工時の磨きを含む下地処理の問題が大きいと思われます。
新車時の施工は下地処理の作業が無く、ある意味経験・能力が無くてもコーティング剤の塗り込みで完了するので容易ですが、3~5年間の汚れや傷等の不具合を除去するには、経験や能力や時間が必要です。
それに伴い新車時の施工金額よりも下地処理分の金額も加算されますので、現実的に販売は難しいという事もあると思います。
そして、現在では人手不足という新たな問題も加わっている事も大きいと実感しております。
以前にも解説しましたが、本当のコーティング剤は簡単には消えて無くなりません。
確かに5年経てばコーティング自体の劣化も生じるかも知れませんが、私の経験上5年後でもコーティング効果は体感できます。
多くの場合はコーティング上の汚れも少しずつ堆積していく事により、コーティング効果が弱まっていると多くの方が思われてあきらめているのが実情ではないかと思われます。
しかしコーティング自体は存在しており、その体感は、磨き作業時にコーティング施工車と未施工車では明らかに磨きの違いが感じられます。
磨きを行った時の汚れの除去が未施工車よりも容易です。
これらの事からも、もう少し手間を掛けるだけで、ボディも蘇りコーティング効果も再生出来るのに勿体ないと思っておりました。
以上の事柄や実情を踏まえ商品開発当初から簡単に下地処理(磨きを含む)が可能になれば再施工が容易に出来る事に着目しアンダーコート(下地処理)とトップコートの研究に尽力して参りました。
決して。塗装に入った深い傷や塗装を侵食した雨染みを全て除去する事は困難ですが、時間を掛けずに、難しい技能も要せずに、堆積した汚れ(不純物)が除去が出来き、失われた光沢を補充する事で、かなりの蘇りが実現できます。
ビジネスとしても新たな付加価値商品として販売や活用が可能で、個人での使用においても大きい出費を避け自分で再施工が行えます。
今回はコーティングの再施工について解説しましたが、この様な組み合わせの使用により他にも様々な活用が可能ですのでマルチに役立てると思います。
この他にもコーティング再施工についての活用記事がありますので是非ご覧下さい。
次回の記事では、同じ組み合わせによる「経年劣化による塗装の不具合の除去磨きと保護を目的として使用」について紹介したいと思います。
使用方法は、これまでも解説してきたものと同じですので、サイトの方も覗いてみて下さい。
※マルチコート剤とガラスコーティング剤
最後までお付き合い頂き有難うございました。
気になった方はサイトも覗いてみて下さい。
https://rikyuu-coat.amebaownd.com/