私も金融マン時代から多くの経営者とお会いして来ました。
もちろん、今も印象に残っているのは優秀な方か経営者には不向きな方です。
倒産や夜逃げなども何回も経験しましたし、実際に深夜1時頃夜逃げを見送った
おそらく数少ない金融マンだと思っています。その時の息子さんの言葉が印象に残っています。
「俺が必ず会社をもう一度やり直す」です。まだ中学生でしたが・・・
今はどうしているのかなぁと時々思い出します。
経営者が病気やケガが原因なこともありました。
事業承継が話題になり、私も何回か相談や承継を手伝ったこともあります。
お子さん達が継承する場合でも、そう上手くいく訳ではありません。
一代で商売を築いた創業者とはおのずと覚悟も精神力も違います。
皆さん成功された方は精神的に肉体的にも「タフさ」があります。
本当に継がせない方がいいお子さんもいます。
どうしても親の目は甘くなりがちです。
能力・気力・体力が備わっていることは当たり前ですが大事です。
その時点でなくても資質があればいいのです。
後は育てる人が親も含め周りにいればいいのです。
40代過ぎてからはなかなか変えることは難しいですね。
残念ながら、お会いして後日丁重にお断りしたケースもあります。
事業承継は仕組みだけでなく、その承継者の資質は無視出来ません。