『みせかけ金利と本当の金利』それは何という感じですよね。
安い金利で借りられている・預金担保を取られているという
経営者の方、一度計算してみるといいですよ?
みせかけ金利(表面金利)は返済予定表に書かれている金利ですね。
本当の金利(実質金利)とは、仮に1億円を3%で借りているとします。
担保に取られている預金が2000万金利0.25%だったとします。
返済を考えないと支払う利息は年間300万円
預金の受取利息は5万円 差額は300―5=295万円となります。
預金担保を返済したとすると借入残高は8000万円
295万円÷8000万円=3.68%で借りている計算になります。
担保に入っていない預金を引き出しにいっても、融資担当者に止められる
こともありますよね。預金をしてあるから金利が安いなんて思っている
そこの「あなた」もう時代は終わったのです。
それと自分で申し出ない限り、決して金融機関は金利を下げない。
黙っている人は損をする仕組みになっているのが金融機関です。
金融機関にとっては、うるさい人が得をしることになるのです。
本心は面倒くさいと金融機関は思っているはずですが。
今は個別の会社ごとに信用リスク(早く言えば倒産する危険性)を計算し
ランク付けして、今年の最下限金利や貸出方針が決まる時代なのです。
つまり一定の金利以下には下げられないけど、それより上はOKという話です。
今は金利も決算内容により、融資の可否や金利が決まる時代です。
売上も利益も順調な企業には関係ないかもしれません。しかし中小企業
には、なかなか景気という名の暖かい春の陽射しは
昨年東京証券取引所の上場企業で倒産が7年ぶりにゼロでした。
昨年は倒産件数は前年比を上回り、負債総額は減少 倒産が小口化している。
つまり中小企業の倒産が多かったということです。ここにも格差社会が見て
取れる気がします。