会社設立からの計数の積重ねが、貸借対照表です。
今までの会社のトレンドが見て取れます。
その過去の実績と現状を比較し、また業種による成長性などを
考えてコンサルティングに入っていきます。
特に最近赤字の傾向が続いている場合は、
その原因追跡には貸借対照表は重要です。
5年くらい前の決算書と直近を比較する表(資金運用表と呼びます)
を作成するとその間の会社の資金繰りが良く見えてきます。
冨士フィルムのように、デジタルカメラの進化により
短期間で会社の形を変えることを余儀なくされました。
フィルムを作る過程で使うものをサプリメントにしたり、
医療機器にはカメラメーカーとしての強みも上手く生かして
地歩を固めつつあります。
変化はどんな業界にも訪れます。悲観したり、諦めるのは簡単
いずれ消えていく企業になります。
今ある資源(人・物・金)に創造力を働かせて生き残ってこそ
企業です。雇用の継続という重要な社会的使命があるのです。
無理だとあきらめたら、そこで終わりです。しつこいくらいの執念が必要です。