金融機関と言っても、メガバンクを頂点に地銀、第二地銀
信用金庫、信用組合、農協などがあります。
メガバンクはかつては都市銀行と言われたものが、合併で
いわゆる3メガになっています。
さて、1995年3月末には3670の金融機関がありました。
それが、2015年3月末には1242まで数が減少しています。
1/3まで減っているのです。
ビックリするほど減っていませんか?
都市銀行は11→りそなを含めて4行
第二地銀は65→41
信用金庫は421→267
信用組合は373→154
農協は 2678→679 となっています。
いくつかの金融機関があれば、500万円づつ
借りても4行で2000万円
リスクが分散されますよね。
信用金庫や第二地銀は近隣同士で合併して
行きましたので、それだけ4行取引していたら
4行が合併することで貸出リスクが集中することに
なります。.それだけ新規融資が出にくくなりますし、
吸収合併された方の金融機関と取引していた先は
合併した方の金融機関から冷遇された話は
時々聞きました。
まだ、オーバーバンキングと金融庁は考えているようですが、
中小企業にとってのメリットは少ないと思います。
借りる選択肢が減ることは、資金調達に苦労しますよね。
12~3年前にビジネスローンや新銀行東京などが
中小企業に優しい融資した以後、余りいいことは
ない気がします。