今は、債務者区分から信用格付け、税務分析など


ホストコンピューターから出されてきます。


でも、決算書の数字が正しければ、コンピュータの分析に


ケチをつける必要はありません。


支払能力を見るのに良く使われる流動(当座)比率


これは通常200%前後なら問題なしという所ですが、


300%以上あると流動資産の部とにらめっこです。


ここから本当の財務分析・企業分析が始まるのです。


不良在庫がないか?昨年の決算書を引っ張りだして比較したり


現金が売上に比して残高が多いのに、利益はあまり出ていない


売掛金と買掛金のバランスなどに隠し事がないか探しだすわけです。


決算書を見た瞬間、いやな感じのするものは、大概粉飾がありましたね。


最近の銀行員さんはコンピュータの数字に頼りすぎ、


正しいというより、校正のように間違いを見つけ出すぐらいの気迫が


大事なのです。