銀行から資金が調達できなくなり、
月末が近づいた場合、色々な支払いの中で
工夫をしなければいけない場面も来ます。
無ければ無いなりに何とかしなければいけない。
そうでなければ本当に倒産の危機です。
支払いが発生するものには大雑把に言って
下記のようなものがあると思います。
○支払手形・買掛金
○融資返済
○給与
○社会保険料、厚生年金など
でしょうか?
この中で優先しなければいけないものは、
まず取引先への支払いですよね。
商売が続けられなくなりますから、次は給与ですね。
役員の給与の一部は多少あとにしても、
社員の給与は仕事へのやる気や会社に対する不安感や
不信感の元になります。これも避けたいところです。
社会保険料なども多少は伸ばせても、
いつまでもというわけには行きませんが、
でも直接商売には影響しません。
多少の時間稼ぎ、遅れですぐ厳しい取り立てが
来るわけではありません。
それに融資返済です。これも次の融資を考えると
遅延はしない方がいいに決まっています。
月末の資金が足りないのですから
これも先延ばししましょう。
この際、入金のメドがあるなら電話で○○日まで
遅れると連絡をしておくと、心象はだいぶ違う
と思います。
あと、継続して融資の可能性であれば、
返済はなんとか頑張るべきでしょうし、
借りられる可能性がない銀行であれば、
とりあえず後回しにしてその後、
返済緩和の条件変更を申し込みましょう。
メリハリをつけるのも大事だと思います。
苦しい資金繰りが続くでしょうが、
「ぞうきんを絞るようなつもりで、
出費を抑える努力も必要でしょう。」
「ワークシェアリングなども、
地方では週休3日とか4日とかという企業も
実際結構あるようです。」
それと、今お金を貸してくれそうな所から
融資を借りておきましょう。
金利が多少高くても借りられるなら
手持ち資金の確保をしておきましょう。
取引銀行、政府系金融機関、信用保証協会
(市・区と都道府県の制度融資も結構特別融資を
していますので、ホームページなどで
チェックしておきましょう。
今年は昨年より一段と厳しい状況が予想されます。
資金手当ては早めにが原則です。