私がどういう順番で決算書を見るかと言うと
まずは損益計算書で各利益(売上総利益、営業利益、経常利益、最終利益)で
当期の営業成績をまず把握します。
営業外利益や特別利益で金額の大きなものがあった時には
明細表で内容を確認します。
それで次は貸借対照表を見ます。
沢山の決算書を見た経験から
何となく不自然さとか気持ち悪いが感じがする
決算書は大半の場合何か問題が隠れています。
それを具体的にというと難しいのですが、
頭の中に主要な財務分析の計算式を暗記しています。
その計算式で出た数値が異常値である場合は、
特殊事情なり、粉飾や不良資産が隠れているんものです。
じっくり見ると意外と謎解きは簡単な気がします。
何かを隠そうとすると得てして「頭隠して 尻隠さず」の決算書
になってしまいます。粉飾と言えない範囲の調整で
とどめた方が賢明です。