利究のブログ「経営のへそ」-続く線路



43日あの強風・雨で帰宅の心配をありましたが、


大手町の日経ホールで行われた畠山 重篤の講演に

行ってきました。


先日、受賞された「国連森林フォーラム(UNFF))が


森林の育成や林業の健全な発展などに貢献した人物に


対して表彰する「フォレスト・ヒーローズ」を


記念しての講演でした。

畠山さんは本職の養殖漁業家の他、エッセイスト、


京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授



NPO「森は海の恋人」「牡蠣の森を慕う会」

代表されている方です。


それ以外にも産経児童出版文化賞、吉川英治文化賞受賞


など経歴もお持ちも方です。

 私はこの方のことは恥ずかしながら


全く知りませんでした。


実は興味を持ったきっかけは、東日本大震災の時の

テレビの映像でした。


淡々と「海から全てもらったものをただ海に返しただけ」


「海はすぐ復活してまた恵みをくれる」


言葉は少し違うかもしれませんが、


震災から2~3か月後の頃だと記憶しています。

自然と共生して、災害を自然の営みの一つとして


生きているこんな凄い人がいるんだ


感動しましたし、強烈な印象が残りました。

その後色々なマスコミへの登場回数が増え、


畠山さんなる人物がだんだん分かってきたとき、


なるほどやっぱり凄い人だったと納得しました。

講演の内容も実にウンチク富んだ話で、


森と川と海の関係、海は山からの養分で豊かに


なっていくことも知りました。


自然、農業・林業・水産業の今後の在り方など、


現場で実際に経験している人ならではの話でした。


また良く勉強されており、その畠山さんを慕って


多くの研究者の方が協力されているのも印象的でした。