利究のブログ「経営のへそ」-スカイツリー2 メインはスカイツリー、決して銀行の宣伝じゃありません。


多くの中小企業を見てきた印象ですが、


全ての企業を救うことは不可能だと思います。


総じて相談に見えるのが遅いと感じます。


日本の高度成長Or銀行の監督が金融庁移行前の


経営者にありがちなのですが、


借入が出来ている内は危機感が希薄な方


おいでになります。特に不動産担保などが


あると気づくのが遅れることがありますね。


今は「金融円滑化法」で救われていますが、


時代の変化が激しい今、業種の成長性が一番の


企業再建の鍵を握ると思います。


いくら努力してもどうにもならないこともあります。


いわゆる衰退業種(長期的に見て)については、


他の手段で借入で一時仮に資金繰りが凌げたとしても


返済能力の裏付けのない借入は企業を圧迫するだけです。


身の丈に合った借入を常に意識しないと、


粉飾決算して黒字にしても、それは対症療法に過ぎず


返って内容を悪くさせる結果になります。


中小企業といっても、業種・財務内容、経営能力を


総合的に見て、廃業へいかにソフトランディングさせるかが


大事な先も当然出てきます。


しかし可能性のある企業も沢山あります。そういう企業は


全力で支えます。 「自分のクライアントは絶対倒産させない」が


当社の社是ですから。