利究のブログ「経営のへそ」-ドーナツ



新日鉄と住友金属が合併しました。


アルセロール・ミタル以下、中国や韓国にも


新日鉄は後塵を拝する状況と鉄鋼業界ではなっていました。


日本の発言力の低下などもあって、スピーディな合併合意と


なりました。


日本は同一業種に企業が多すぎるという指摘は以前より


ありました。鉄鋼業界などは進んでいる方だと思うのですが、


新興国の脅威ですね。1国で1企業「力の集中」をしています。


電機メーカーを見れば、一体何社あるのでしょうか


一部撤退した企業もありますが、パソコンもデジカメも


液晶テレビも、国内の日本の企業同士の戦いの方が


厳しい位です。


「選択と集中」が必要なのではないでしょうか?


パソコンを取ってみても台湾のエイサーが世界シェアの1/4を握って


いるのに対して、


日本企業1社当りは良くて2~3% 全て併せれば10%は超えますが


各々の企業は得意な物を作り、他の企業が部品を供給するような


形を長年の競い合いから共生することが必要ではないでしょうか?


現役世代の減少は当面続きます。(むしろいつ止まるのかさえ不明)


やはり、輸出に頼る以外日本が生きてゆく道は今はないと思います。


TPPで農業の話題・注目も多いですが、生産性の低い日本の農業と


どう労働力を確保するか、長年放置された休耕田をどう生かすかなど


時間がかかる問題だと捉えています。