今の中小企業に“エクスキューズ”は
いらないのです。
言い訳の大半は判りそうです。
悪い材料は沢山あります。
何もしなければ淘汰されるのを待つしか
ありません。
変化や革新を嫌がる企業は厳しいでしょうね。
中小企業は得てしてこういう所は少なからず
ある気がします。
気力だけでなんとかなるほど容易い環境
ではありません。
営業で行けばルートセールスだけは楽でしょうが、
付加価値を見出すとか、新しい用途を
考えるしかないでしょう。
去年と同じことをしていたら確実に売上も
利益も減ります。
特に今年は努力を超えた環境の厳しさでした。
いつの時代も倒産する会社の30%前後は
放漫経営だと言われていました。
しかし
放漫経営の質や意味が昔と違ってきたと思います。
昔は、飲む、打つ、買う そして少し前は
ゴルフ場や株式投資で本業をおろそかにする。
では、今は時代の変化についていく努力
をしないこと。
経営者が、いままでのスタイルを続けると
倒産となる危険性が高いのです。
金融庁の検査を受けたとき、感じたことを
ひとつ思い出しました。
それまでは、会社=社長個人で実質
個人事業者が会社の形にしている
それが当たり前でした。
しかしながら、金融庁が要求するのは
経営力など会社のマネジャーとしての適正
を問うている気がしました。
企業としての統制が取れていることが
求められるのでしょう。
生産者偽装の問題など、まさに経営者の資質と
内部統制の問題です。
いまこそ経営者の質や姿勢が問われるのでしょう。
従業員(ES)はどうか 同じベクトルで
皆が動いていますか?
相互の信頼関係はどうですか?
外部の意見を取り入れていますか?
外からは違う景色に見えるものです。
宣伝のようになりましたが、繰り返しますが
「決算書」の中身は本当に大事で、
大げさに言えば会社の「命運」を握っている
といってもいいと思います。
銀行さんが融資の際に一番話題になるのが、
決算書上の問題点と不明点です。
もう賢明な経営者の方は銀行の企業評価の中で
占める決算書の重要性は感じていると思います。
苦手意識のある方は、ブレーンを置くか、
ねじり鉢巻きで頑張るかですね。
「NEVER GIVEUP」あるのみです。