今年、6月末の手術で膀胱、前立腺、尿道を摘出して、回腸導管でストーマをつくっているわけです。

おしっこは、回腸導管からストーマにつけた装具の袋に出て、溜まったらトイレに行って・・・

一応、簡単なんです。

服を着てしまえば、ほぼわかりません。

多少下腹部が膨らんで見えます。回腸導管をする際に腹膜を切る影響で、腸が前に押し出されてヘルニアになるので

ポッコリお腹になってしまいます。

これ、腹筋鍛えてもなおらないそうです。(かっこ悪いけど)

仕方ないので、ベルト(ストーマベルト)をして出っ張りを押し込みますが、あまり強く押し込むと食事が胃から腸に行かなかったりしてしまうので、微調整しながら・・・・

まっ、そんな苦労もあるわけです。

こんな体ですが、温泉が大好き。

とはいえ、お腹がヘルニアで、袋がぶら下がっている。入るには何の問題もありませんが、気にならないといえばうそになります。

実際、大浴場のある温泉に行きますが、タオルで隠しながら、スミの洗い場を使うなど、少し配慮。

何か言われた事はありません。今のところ。

やっぱり、気を遣うのです。

先日、一時退院の際に妻と温泉旅行を計画して行ってきました。

場所は出雲大社。

選んだ理由は・・・・旅館です。(笑)

この旅館は共立リゾート系列の「桂雲」

大浴場もあるのですが、5つの個室風呂に惹かれました。

この風呂は、空いていれば入って、カギをしてゆっくり入る事ができます。

当然、その間は誰も入ってきません。

予約等は不要です。空いていれば入れるシステム。

5つの風呂は、それぞれ個性的で楽しませてくれます。

当然、混んでいる時間帯は空きはありません。前で待つことになります。

ただ、穴場の時間帯もあるので、そんな時に入ります。

ほんと、気兼ねなくゆっくり入れる。これにつきますね。

さらに、客室にもヒノキ風呂があって、こちらもヒノキの香りたっぷりで、満足度満点でした。

オストメイトとしてはうれしい旅館でした。