2/4(日)視聴したドラマと映画

 

1 お別れホスピタル・・・14(1話)視聴開始

2 Dr.スランプ(3話)

3 作りたい女と食べたい女(12話・13話・14話)

4 映画 PLAN75

 

 

 

 

 

昨夜、去年から気になってずっと観たいと思っていた

映画「PLAN75」を視聴完了しました。

ある程度内容は把握していましたが、

内容が内容だけに暗くて重くて考えさせられる映画でした。

 

 

観終わった後も心にズシッと重たい物が残っている

感じで、

この映画のあとに「Dr.スランプ」を観るつもりで

いましたが、

そんな気持ちにもなれずにお布団の中に入りました。

 

 

 

 

 

少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。

満75歳から生死の選択権を与える制度「PLAN75」が

国会で可決、施行され、

超高齢化社会の問題解決策として世間に受け入れられた。

 

 

 

 

 

つまり、この制度を選択するのは自由で強制ではない。

でも、この制度を申請するということは、

死を選択するということである。

 

 

 

 

 

現在でも誰にも知られず孤独死している人が毎年

ニュースになることがあることを考えれば、

この制度もありなのか?

 

 

 

 

 

この映画の主人公を演じている倍賞千恵子さんが、

一人暮らしで年齢が78歳。

働く意思はあっても企業から拒否され、

住居も賃貸で持ち家ではない。

 

 

 

 

 

自分の選択肢が限られ、

やむおえずこの制度に申請するが、

気持ちが割り切れないまま、死ぬであろう当日を

迎えることになる。

 

 

 

 

 

そこら辺の気持ちや表現を見事に演じておられ、

観ている方にもすごく伝わってきた。

結局、倍賞千恵子さんはきっとこれは違う、

間違っていると思ったのかもしれない。

 

 

 

 

 

意を決してその施設を抜け出し、

高台から沈む太陽を眺め、歩き出した所で映画は終わった。

このラストの結末は観ている人に委ねられたのだろうか?

 

 

 

 

 

亡くなられた人の所持品を処理する外国人の人も、

市の職員なのかな磯村勇斗さんもセリフは少ないが、

複雑な想いを見事に演じておられ、

さすが俳優さんだなと思った。

 

 

面白くも楽しくもない映画だから、

若い人には不評かもしれないけれど、

近い将来75歳を迎える私には、本当に考えさせられる

映画でした。

でも、観て良かったと思いました。