引き続き、オンラインの囲碁対局サービス「囲碁きっず2」を毎日使ってみています。
外出自粛で会って対局できなくなった囲碁のお友だちに、ひとりでも多く呼びかけて、つながりを絶やさないようにしたいと思っています。
囲碁愛好家の集まりには珍しくないように、私が所属する荒川区囲碁同好会や、下北沢、町屋の囲碁教室の皆さんのお年の平均は結構高い。
こんなりくのらでありながら、囲碁の会に行けば、若い若いと言っていただける。
(だがしかし、PTAでは長老長老と言われる。)
パソコンのマウスやキーボードを手にした時には、盤上で石に打ち回すようには華麗ににはいかないなあ、という方もいらっしゃいます。
囲碁の強い方、特に強くなってから長い長い方は、ご自分が初心者だった頃の記憶が遠いので、相手が何がわからないのかわからない、ということがありますね?
パソコン操作やインターネットでも同じだと思います。
りくのらは大学で図書館情報学の勉強をして(あまりしてないが)、卒業後はインターネットの黎明期にシリコン関係の会社に拾っていただき、システムエンジニアとして育てようという上司の期待を裏切り、その後もプロバイダの仕事を手伝ったり、オンラインショッピングサイトの起ち上げを手伝ったり(足を引っ張ったり)、のような経験を積んで参りまして、多分、パソコンやインターネット関連では初段免状はいただけるのではと思います。
となると、オンライン対局アプリをうまくインストールできないぞ、とか、ダウンロードフォルダってなんでしょうね?とか、いや、私の画面にはそんなものは出てません、とかいう、言ってみれば級位者の「わからない」が、わからない、に陥らないように、そのことには気をつけたいと思います。
ま、多分大丈夫と思う。
だってりくのらは、コンピュータ初心者の時代が(周りの人より)ものすごく長かったですもの。
なにしろマイクロプロセッサを開発する会社の面接で堂々と、「マイクロプロセッサって何ですか?」と質問してしまったもんね。
採用されたのは、絶対に馬鹿枠だと思う。
☆o。:・;;.。:*・☆o。
前振りが長くなりましたが(いつもですが)、そのようなわけで、生徒さんたちのわからないことを解決するために、「囲碁きっず2」の様々な機能を試しております。
今回は、
対局条件の設定
にチャレンジしてみました。
囲碁きっず2の対局アプリを起動してログインした後のメニュー画面です。
接続中ユーザーというアイコンで、対局相手を選べます。
(また、あって出ちゃった)
対局申し込みをしたこの方は、下北沢囲碁教室(長谷川教室)のお仲間で、実はあらかじめグループラインで対局の申し合わせをしておりました。
対局申し込みが受け入れられると、対局条件の設定に入ります。
対局申し込みをした側が設定をします。
相手(上の画面ではりくのら)側の画面には、
「相手が対局条件を設定中です。」 と表示されます。
いったいどんな条件を提示してくるのだろう...ドキドキするな。
これが対局条件の設定画面です。
碁盤のサイズ、双方の持ち時間、手合割を決めます。
持ち時間無制限、という選択肢もあることを発見しました。
つまりあれか。
川端康成が「名人」に書いた、本因坊秀哉引退碁のように、半年以上かけて一局打ってもいいわけか。
(対局を中断する機能があるので、本当に半年以上かけても大丈夫みたいです。やらないけど。)
3子逆コミ6目(白が6目コミを出す。ハンデは置石3子と4子の間くらいでしょうか。)と決まり、対局が始まりました。
白の一手目は空き隅の小目。
黒が小ゲイマにカかってきて、低くハサンだら一間トビされた。
ちがう、そういう予定じゃなかった。
こういうのを勝手読みと言います。
相手の一手目から早くも勝手読み全開だぞう。
☆o。:・;;.。:*・☆o。
上のような手順で対局条件を設定するわけですが、なら、提示された対局条件が、「え、こんな条件、とてものめません」と思ったらどうなるのでしょうか?
相手が設定した対局条件を、拒否することができるんですね。
よくできたシステムです。
でも、
拒否
って、結構物言いがキツイじゃないですか。
もうあんたなんかとは打ちません!みたいな感じで(個人の感想です)、このボタンをクリックするのは勇気が要りますよ…
りくのらは気弱なので、並行してスマホでLineを起ち上げ、
「今、ためしに拒否って押しますよ。テストですからね。テストですからね。」
と言い訳しつつ、拒否ってみました。
大丈夫だった!
特に相手に人格否定的な態度をとることなく(当たり前だ)、おもむろに、こちら側から対局条件を設定できる画面に切り替わりました。
相手側には、例の、「相手が対局条件を設定中です。」のメッセージが表示されています。
そうか、提示した条件では受けたくないのだな、と穏やかに伝わるのね。
このやり取りは何度もできるみたいです。
うまくできたシステムですね。
実際に対面で打つ時でも、
「じゃあ二子で教えてもらおうかなあ」
「え、そんなの無理ムリ。こっちが置きたいくらいなんだから。」
「まさかご謙遜でしょ。」
「せめて先で。」
「きびしいなあ。」
みたいに、手合割りを決める前哨戦が繰り広げられることもあるわけですからね。
それぞれの持ち点によって自動的に手合割りを決めてくれるモードも用意されています。
いつも対局しているお相手とだったら、いつもの手合割が決まっていることも多いですね。
☆o。:・;;.。:*・☆o。
ここに書きました「囲碁きっず2」の操作方法は、りくのらと仲間たちが試行錯誤しながらやってみているレポートです。
先達者からごらんになったら、いやそれ、なにやってんの、もっと便利な、簡単な、やり方があるのにな、と思われることもあるかも知れません。
ご教示くださいましたら感謝いたします。
あるいは初級者がだんだん手筋を覚えてきたな、と温かく見守ってくださってもありがたく思います。