荒川区立第三瑞光小学校にいごいごに行った時のことを書きます。
1月8日の水曜日でした。
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いごいごというのは小学校の放課後スクールでやっている
小さな碁盤と色のきれいな碁石を使った囲碁遊びのことです。
これまでのいごいごの活動の様子は こちら からどうぞ
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南千住駅から歩いて5分くらいのところにあります。
南千住は昔は小さな駅でしたが、つくばエクスプレスが開通して、汐入地区に大きなマンションがたくさん建って、駅前のロータリーも整備されてきれいな駅になりました。
ロータリーの真ん中に、みちのくへ旅立つ松尾芭蕉の銅像が建っています。
奥の細道、旅立ちの地なんだそうです。
千住大橋を渡った向こうは江戸の外だったわけです。
☆o。:・;;.。:*・☆o。
学校校門の警備員さんとはすっかり顔なじみになりました。
もう顔パスです。
囲碁ですか~、ご苦労様です~、と言ってもらえます。
玄関のにこにこすくーるサインボードに、囲碁教室のポスターが掲示されています。
この学校で囲碁をやっていることが、出入りする先生方や保護者方の目に触れるので、ありがたいです。
三瑞小のいごいごのためには、専用の部屋を用意してくださっています。
いごいごが始まる3時半までは学習室として使われていて、宿題をやっつけている子どもたちがいます。
せっかく宿題にのっているところを心苦しいが、いったん片付けてもらって、いごいごの子たちと代わってもらいます。
(宿題→いごいごの子もいます。)
三瑞小では、子どもたちのいごいごチャレンジ帖を名前のあいうえお順にしまっておく専用ケースを用意してくれました。
これはありがたい!
だんだんいごいご人数が増えてきたので、自分のチャレンジ帖を見つけるのが一苦労になってきていたからです。
☆o。:・;;.。:*・☆o。
いごいごでは、最初は石取りゲームから遊び始めます。
先に〇つ、取った方が勝ち、という遊び方です。
いくつにするかは、対局するふたりで相談して決めます。
するとどうしても、石をくっつけ合って置いていくようになります。
アタリアタリ、と行くのが最初はわかりやすいんですね。
アタリにされた石に気が付いて逃げる、アタリにした石をしっかり取る、ができるようになってきたら、徐々に石をくっつけないで置くようにしてみます。
この写真では黄色のごもっくん。(木製碁石)を使っているのがりくのらです。
くっついている石を囲むのは、次にどことどこに置けばいいかがわかりやすいけど、離れている石はどうやって囲めば良いかむずかしい。
取れるとこがないよ?
と、じっと考えることになります。
離して置いた方が取られにくい、と気が付いて真似してくれるといいんですけど。
新年度の最初から始めて、三学期の今くらいになると、段々石取りゲームを卒業して、陣地取りゲームにレベルアップする子が増えてきます。
上の写真は青ガラスが子どもです。
強い方がご覧になったら、左側の青ガラスの陣地はまだまだ完成していませんね。
黄色に打ち込まれたら簡単に生きられてしまいそうです。
ここで打ち込んでいって生きて見せるか、打ち込んでいって上手に取らせて青ガラスの陣地を完成させるかは、子どもの理解の様子を見て考えます。
最初のうちは、打ち込んで取らせて、自然に青ガラス陣地を完成させるのを、何度も繰り返すのが良いように思います。
そして黄色陣地に入ってきた青ガラスは全滅させてみせるわけです。
相手が入ってきても取れるなら、そこは自分の陣地、というイメージを掴んでもらえるかなと思います。
☆o。:・;;.。:*・☆o。
毎週囲碁教室に行ってるの。
この前15級になったんだよ。
だから13路盤を使いたい。
本気で打ってね!
とお願いされました。
15級に上がったんだね。
それはすごい。
なるほど、しっかりと打てています。
危ないナナメがちゃんとわかってる。
他の教室で習っている、と言う子には、できるだけ 「しっかり教えてもらっているね」 と、その教室を評価する言葉をかけたいと思います。
う...
13路盤で陣地戦をやるには、ガラス玉碁石の数が足りませんでした。
でも子どもはそんなことでは困らない。
隣のテーブルにあった別の色を持ってきて、これで続きをやろうって。
ええっと、濃い青と中ぐらいの青がセットで、水色と桃色がセットなんですけど。
ええっと、ここはどうなっているんだっけ?
こうなると子どもががぜん有利です。
脳みそが柔軟なんだなあ。
☆o。:・;;.。:*・☆o。
隣のテーブルで対局していた子が質問してきました。
「先生、ここに置いたら、これ全部取れるの?」
うわっ!
なにがどうなってこうなったのか、全然想像がつかないけど、でも仰る通り、ここに置いたらそら豆石が7つ取れるね。
よく見つけました。
でも、どうやってこうなったの?
☆o。:・;;.。:*・☆o。
いごいごチャレンジ帖です。
対局して、勝ったらシールを2枚、負けたら1枚貼って、だんだんページを増やしていく仕組みです。
途中、ところどころにお楽しみのお題があります。
上の写真はシチョウを練習する問題です。
通せんぼ作戦、と呼んでいます。
子どもにペンを持たせて、白石が逃げていく方を通せんぼするところに〇を書いてね、と誘導します。
りくのらが白石の役をやります。
今度はこっちへ逃げたよ、どこを通せんぼする?
と順番に、アタリアタリとやっていって、行き止まりまで行ったら全部取れる。
ここまでできたら100点を付けます。
で、実戦でやってみて、あれ?さっきプリントでやったやつだね、覚えてる?
ばっちり覚えてました!
大成功!
☆o。:・;;.。:*・☆o。
ななろのごのうまの絵を描いて! というお題です。
「ななろのご」 の駒を見ながら描いてくれました。
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そらのえをかいて! というお題です。
空の絵の描き方にはふたつのパターンがあるようです。
これは空を塗りつぶして雲を残すパターン。
雲を輪郭で描くパターンの子もいます。
時々、曇り空や夕焼け空を描く子もいます。
窓から空を見て描いているんですね (いごいごは夕方だから)。
おもしろい顔の人をかこう。 というお題です。
先生や友だちを笑わせたら合格。二重丸。
☆o。:・;;.。:*・☆o。
保健室の前の掲示板に、おもしろい顔の人がいました。
咳エチケットのクイズです。
マジックテープで貼り付けられるようにしてある、マスク、手のひらのパー、手のひらのチョキ、ハンカチが紐で下げてあります。
マスクが正解。
手のひらのパーは良さそうだけど、ばい菌が飛び散るのをガード仕切れないんだって。
これ、絶対チョキをくっつけていく子いるな。
多分、男子。