小説
美術鑑定士・安斎洋人
「鳥獣戯画」空白の絵巻
読了。
国宝「鳥獣戯画」の断簡が発見され
それを鑑定した日本美術界の重鎮が
謎の死を遂げる
名画家の母を持ち天性の審美眼で
断簡に隠された謎を解こうとする
安斎洋人
その後も断簡に関わった人物が
次々と命を落とし…
そんなお話です。
読む時間によって
こんなにも感じ方が違うのか、と。
昼間に読むと
続きが気になってわくわく
夜、静まり返った部屋で読むと
ハラハラドキドキが続くミステリーに
恐怖感を覚え
お風呂に入るのも怖くなるくらい!
結果的に途中で読むのをやめ
笑える動画を見てから入りましたからね
笑
緊迫感がリアルすぎるの!!
そして
ミステリーだけど
それだけじゃない
小さな物語が
スパイスとも違う
ハーブ的役割で物語に深みを与えてる
読んだらわかる♪
導入部分は
美術館、学芸員、美術の専門用語が並んで
色で言うと緑っぽくて
中盤の事件が続く場面では
恐怖心も募り
赤・紫・黒っぽい色
事件解決後のエピローグは
水色
そんなイメージ
美宙の絵がカラフルなのと同じように
この小説もまたカラフルだ
もちろんモノクロだよ
読んだらわかる♪
なんだろう…
この続きを欲するのに
ここで終わってよかったと思う感覚
とにかく、、
すばらしい
この言葉を選んだ意味も
読んだらわかる♪