つらつらと、昔の記事を読み返してみました。

あの時は、あんなことをかんがえていたのだったと

ふわりと香りの記憶が戻ってくるような感じでした。

気付くと、3時間読んでいました。

私は、いつも人と犬猫と医療と、最後は自分に助けられていたのでした。

 

わたしは、もう56歳になりました。

人生100歳というけれど、そうだとすればあと40年くらい生きることになります。

40年前は16歳でした。

多感で油絵のキャンバスに向かって絵を描いていました。

あの時から今までの道のりと同じだけ。

長かったような、あっという間のような。

 

もう立ち直れないと思った日もありましたが

今、こうして笑って暮らせています。

ギリギリのところで踏ん張って

乗り越えてきました。

 

痛い痛いと言いながらも

なんとか暮らしを紡いでいるわたしは

きっとこれからも痛みと付き合いながら暮らしていくのです。

それは絶望とかではなく

少しだけ明かりがさして

これからずんずんと歩いて行けるような予感なのです。

 

今夜、一週間出張でいなかった夫が帰宅します。

久しぶりに会う夫の顔をみて

きっと嬉しいと思えます。

 

結婚して28年。

いろいろな事を踏まえて、ここまで来ました。

夫もわたしも

時を経てやさしくなれたと思います。

そして、同じくらいの時間をまた生きてゆく。

二人で暮らせれば楽しいと思います。