背中から麻酔を入れるため、ぎゅっと丸まる必要がありましたが
お腹が大きいので丸まらない!!
そして麻酔1本入れましたが効きが悪く2本目追加…
ただでさえ緊急を要するのに不安でいっぱいでした。
そのあとは順調に手術は進み…「みゃっ!」
初めて聞いた産声でした。
そしてそのまま小児科の先生のもとに連れていかれ人工呼吸器が挿入されました。
私は抱く事も顔を見る事もできませんでした。
でも生まれてホッとしました。
私が赤ちゃんと面会できたのは次の日でした。
車椅子でNICUに連れて行ってもらい、ちいさな保育器の中でさらにちいさな赤ちゃんはたくさんの管につながれていて、
黄疸も出ていたので紫外線を浴びてました。
目隠しをされていたのではっきりと顔は見られませんでしたが、ちいさな足を撫でてあげると元気いっぱい伸ばしてきました。
こんなに小さくても必死に生きている
術後の傷の痛みも忘れ無心に身体を撫でてあげました。
病室は大部屋だったのですが、病院の配慮で母子同室の方々と一緒にはなりませんでした。
それは本当に助かりました。
産後のメンタルが不安定なのと、「元気に生んであげられなくてごめんね…」と自分を責めたくなる気持ちが溢れて
夜になると声を殺して泣いてしまっていたので…
私の入院中は毎日会いに行き、退院後も毎日搾乳した母乳を届けつつ面会しました。
しかしこの辺りからコロナの影響で面会も出来なくなりました。
デジカメを持参して、看護師さんに赤ちゃんの写真を数枚撮ってもらう…それしかできません。
コロナを恨みました。