バネが飛び出し、ネジは外れ手脚も取れかけ、ロボット宣言した私は、いつも眉間に皺が寄り、溜息を何百回も付きながら、ただただ育児と仕事をこなし、1日を乗り越えることを目標に生きていた。
数秒事に訪れる、心が凍りつく、出口の無い深い深い穴から助けを求めるような感情。
こんなはずじゃなかった
きっと冷酷元夫は、「勢いでこんなことをしてすまなかった
こんな可愛い子どもたちを簡単に手放してしまうなんて間違っていた。」と言ってくるに違いない。その時は許してあげよう
そして早くそれに気付いて貰えるように、子供達が5歳と3歳の同時にやった七五三の写真を携帯に添付して送ったりした。
七五三の写真には、お目々クリクリの幼く可愛い息子と娘が写っていた。
こんな可愛い実の子の写真を見たら、思い直してくれるに違いない。一縷の望みをかけていた。
しかし、現実は真逆だった。
冷酷冷血元夫の、返信はこれだった。
「俺は結婚を前提にお付き合いしている女性が居て、全て事情も話している。子供はもういいから。今後一切送ってくるな
養育費をちゃんと払うから、俺の人生に二度と入ってきてくれるな」
私は、トイレでこのメールを呼んだ。
子供はもういいから?へっ?意味が解らない。
トイレの水と一緒に、汚物として流れて消えたいと思った。
もっともっと深い穴へと落下していく自分が居た。
水に流れながら、薄れゆく意識の中で、私は、冷血冷酷残酷元夫にこう返信をした…続く