それから実家を出た私は、生まれたばかりの娘と2歳になったばかりの息子を連れて3人でアパート暮らしを始めた。
物凄く手の掛かる息子と新生児との3人の暮らし。
子育て経験のある人なら、それがどれだけ精神的に追いやられる過酷な生活なのか分かって貰えると思うけど
とにかくクズリ、夜泣きの酷い息子と生後2ヶ月の娘とでは、私は殆ど夜も眠ることができなかった。
息子の夜泣が始まると、その声で寝ていた娘が起きてしまう。
そして、まだまだ離婚の衝撃で心がズタボロの中、私はこの子達を育てなければいけないという、今も一寸先も少し先も全て真っ暗の毎日毎日が闇黒。
そんな絶望的な気持ちを押し込め、無理矢理子供たちの前では笑顔を作った。
そして、私しかこの子達は守れない。
とにかく強く強く心を持った。
そして、人間ではない。私はロボット。
そう言い聞かせた。
そうしないと、崩れ落ちそうだった。
とめどなく流れる涙
でも、逃げることはできない。
いつか、いつか見返してやる
心の奥底で叫んだ。ロボットだけど…
冷酷元夫はなんだかんだ理由を付けて養育費を出し渋った。
どこまでもどこまでも冷たく、酷い元夫。
その後、働くために保育園に子供たちを預けなくてはいけなかったけど、保育園足りない問題で、毎日毎日市役所に行き2人を預けられる保育園を探しまくった。
全然空いていない。生後3ヶ月から預けられる保育園も少なかった。
ロボット宣言した私だったが、油切れで、全ての部品が分解しそうだった
キーコーキーコー