ポーの一族に続き
漫画から舞台化作品が
宙組で上演されることになりましたが
天は赤い河のほとり
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とはなんぞや?
だったので調べてみました!


作者:篠原千絵
連載:1995年3号〜2002年3.4号、7号、11〜13号まで少女コミックにて連載
単行本:全28巻、文庫版は全16巻
  累計発行部数は電子版含めて1800万部突破
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◆ ストーリー

主人公である現代日本(1995年)の女子中学生・鈴木夕梨は、古代オリエントの強国ヒッタイトの皇位継承権争いから呪術によりタイムスリップ。

ユーリを召喚したのは、国内で絶大な権力を持つ皇妃ナキア。

ナキアの私兵から逃げ惑うユーリを自分の側室と偽って助けたのはその血筋・有能さから皇位継承の最有力候補として、ナキアに最も邪険にされていた第3皇子カイルだった。自身の息子・第6皇子ジュダに皇位を継がせたいナキアが邪魔な兄皇子達を呪い殺す生贄としてユーリを呼び寄せたことを知ったカイルはそのままユーリを自らの宮に匿うようになる。

ユーリが日本へ戻るには、3つの条件

1、高位の神官の魔力
2、暁の明星の登る水の季節に、国内7つの泉が満ちる時
3、ユーリが着て来た服を揃えなくてはいけない。

日本に戻りたい一心から罠と知りつつもティトを伴ってナキアの宮に忍び込んだユーリは服は取り戻すがティトを犠牲にしてしまう。結局、日本に還る儀式に臨んだユーリだったがティトの仇討ちを誓って翌年の泉の満ちる水の季節まで帰還を見送ってしまう。

身の安全のため片時も離れずカイルにつき従えるようにと行動するうちにユーリはその才覚で大きな戦功を挙げる戦いの女神イシュタルとしてヒッタイト国民に広く認知されるようになってゆく。それと共にカイルとユーリも互いに強く惹かれ合ってゆく。

数々の困難を乗り越え、やがてヒッタイト皇帝ムルシリ2世として即位したカイルだったが、ナキアが“元老院(バンクス)”と共に皇帝から独立した権限を持つ“皇妃(タワナアンナ)”であるため度重なる妨害を受けても容易に反撃が出来ない。

ナキアはウルヒを使ってさまざまな謀略でユーリ達を狙い第4皇子ザナンザや女官ウルスラを毒牙に掛け、国を脅かし続けた。その上、エジプトの名将ラムセスもユーリを妻にと狙うようになる。

そんな中、ユーリが現れた泉を埋めてしまうというナキアの策略で帰路を絶たれそうになったユーリは、それを阻止せんと自ら命の危機に立ったカイルの救出と日本の家族との間で決断を迫られヒッタイトで生きていくことを決意。

2人は結ばれる。そんなユーリを遂にカイルは正妃にすると表明。しかし、ナキアの手回しによりユーリは立后の条件として帝国最高位の軍人近衛長官の任務を与えられ、エジプトとの最前線に駆り出される。

その最中、懐妊したユーリだったがウルヒの陰謀で海に投げ出されてしまい追って来たルサファの機転でエジプトのラムセスを頼るが流産し、生死の境を彷徨う。なんとか健康を回復したユーリだったが、ナキアとネフェルティティの共謀を知りラムセスとの偽装結婚やエジプトの内乱誘発を経て前線に復帰。見事エジプトとヒッタイトの講和を成立させナキアの外患誘致の証拠を手に帰国する。

ナキアの廃位は決定し、ユーリのタワナアンナ立后を待つばかりと思われたが、軟禁先からナキアが逃亡。ウルヒが捨て身で残したユーリが着て来た服を使いナキアはユーリを古代世界から排除しようと暗躍を始めていた。ユーリとカイルに、最後の試練が訪れようとしていた……。


◆ 登場人物

⭐️ユーリ・イシュタル/鈴木夕梨/星風まどか
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普通の中学3年生
ヒッタイト帝国の主神テシュプより遣わされた戦いの女神として名を馳せるようになる。
カイルの側室
ナキアにより呪いの形代としてヒッタイトへと召喚される。
カイルの理想を理解し、その知略を間近で学んだことで戦場では犠牲を極力出さない戦略で数多くの戦果を挙げるようになる。


◆ ヒッタイト帝国

⭐️カイル・ムルシリ/ムルシリ2世/真風涼帆
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シュッピルリウマ1世の第3皇子
母はシュッピルリウマ1世の2番目の皇妃ヒンティ母譲りの風を操る魔力があり高位の神官位も持つ。
武勇・知性・容色に優れた才色兼備で側近にも恵まれ周囲の人望も厚く、兄皇子2人のそれぞれの事情からヒッタイト国・次期皇位継承者として最有力候補。

本人もその自覚が強く、戦いのない平和な治世というビジョンやなかなか正妃も側室も定めず側近も信頼出来るごく少数の者しか置かない。
親兄弟の皇位継承争いやナキアの横暴を目にして来た経歴から、その回避には側室を持たず共に国を治めるに相応しい器量を持つきちんとした女性1人だけを正妃に迎えて愛し抜くべきという明確な考えがあり、それに足る女性を探し続けて来た。
ユーリを成り行きで側室としナキアから守ろうと行動を共にする内、深く愛するようになる。
探し求めていた皇妃としての資質をユーリが開花させてゆくのを目にし自らの理想と愛情の両面からユーリを欲する心と当初交わした日本へ還すという約束から“決して手に入らない娘”と自制する心との間で長く苦悩し続けることになる。
ユーリが残ると決めてからは正妃として立后させることをはっきりと示した。



◆ エジプト

● ウルセ・ラムセス/ラムセス1世/芹香斗亜
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オッドアイ(右:金色、左:セピア)で有名なエジプトの名将
エジプトでも屈指の名家ラムセス家唯一の男児として、父亡き後に当主となる
武勇・知性ともに優れた野心家で、カイルの最大のライバル
鷹揚な性格で現在の王朝に失望しており従軍の放棄や上官の命令無視など軍規違反が目立つ不良
民人すべてが安心して暮らせる国を目指しエジプト王の座を狙っており王と肩を並べて共に統治の出来る女を捜していた。
が、ザナンザ皇子の暗殺から逃げ延びたユーリを助けたことで、ヒッタイト対エジプト開戦を回避させたユーリの才を目にし、妻にと熱望するようになる。
以後、隙あらばユーリを攫ってはカイルの心を乱した。
しかしユーリに対しては懐妊した体を気遣ったり、第一子の流産で危篤状態に陥った折には自身の子だと偽って手厚い看護を受けさせたり、ネフェルティティとナキアの内通阻止で共闘するなど、何かと協力的。
ナイルデルタ方面の守備隊長からヒッタイトとの和平交渉後にハットゥサ駐屯部隊隊長に就任。
ホレムヘブの即位後は将軍として、その見事な采配はヒッタイト対エジプト戦の勝敗を度々左右し、カイルを幾度となく追い詰めた。



● 黒太子マッティワザ/愛月ひかる
      少年時代/鷹翔 千空
   
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「血の黒太子」と恐れられる、ミタンニのトゥシュラッタ王の王太子
ネフェルティティの最愛の弟
長く黒々としたウェーブヘアをなびかせ黒衣に身を包む冷酷非情の暴君。
攻め落とした国は、女子供構わずその戦車で蹂躙していた。
エジプトへの輿入れで強欲な権力者のネフェルティティへと変貌を遂げたタトゥーキアへの幻滅を口にしながら黒玻璃のイヤリングの片方を形見として額飾りにしていたり、後宮内の姉の元部屋(青鹿の間)への立ち入りを厳禁とするなど、ずっと姉を忘れられず、28人の側室を持ちながらも正妃を置いていない。
ヒッタイトによるミタンニ陥落でナディアの真摯な愛に気付き、その祖国バビロニアへ亡命することを承諾する。
後にカイルの恩赦でミタンニの再建と即位を許され、新国王としてヒッタイトの藩属国となり、エジプトとの最終決戦では重要な戦力となる。




キキちゃんの完成度……(*´∀`*)
てか、みんなの完成度の高さが期待感ふくらむ〜(о´∀`о)