結局、寝付けないまま…この時間になりました。
そろそろ朝がやってきます。
本当なら、昨夜は私が実家に泊まるはずでした、
しかし、ある事がきっかけで、父と言争いになり、耐えられず帰って来てしまいました。
実家からの帰り道、泣きながら姉に電話して事の詳細を伝え、通夜の前の晩父を一人にしてしまった事を謝った私。
自宅に戻ってからも、私の父に対する怒りがおさまらず…今は亡き母の無念さが私に乗り移ったかの様に父を攻め立てた自分に少し驚いた位です。
姪っ子ちゃん2はその話を聞いて
きっと、おばあちゃんは最後の晩だから、おじいちゃんと二人になりたかったんだよ。
と、言ってくれました。
そして、パパさんも
このタイミングでばあちゃんが杏仁に言わせたんだと思うよ。
そうでなかったら、いつ杏仁達にバレるかいつもドキドキしていただろう。今、バレたから、ばあちゃんの亡骸の前で謝る事が出来たんだよ。
やっぱり、ばあちゃんを前に謝るのと、遺骨に謝るのじゃ違うだろうよ。
今、ばあちゃんに謝る事が出来て良かったんだから、杏仁も自分を責めるな…
って言ってくれました。
私はいつも父にうるさく注意していたのに、父のとった軽率でかつ知ったかぶりの行動が、取り返しのつかない結果になったのが許せないのです。
また、それを私に怒られると思っているから、隠しておいた事が許せないのです。
それでも、今日は通夜です。
そんな父とも顔を合わせなければならないわけで…
母の為に私はいつものように振る舞わなければ…
とにかく、今日は通夜なのだから。