姉の意向で点滴を始めてからの母は、前回より回復?改善?が特になく…姉の気持ちにも変化があったようです。

点滴一つしてもらうにしても、医師への連絡や、看護師からの連絡待ち、翌日の依頼などしなければならない事があり、訪問専門医でないからか、なかなか連絡取りづらく…私の今までの苦労がよくわかったと言ってくれました。

私の方も、点滴している間にも母の面会に行ってましたが、人任せで帰れる気楽さ、日に日に私の苦労がわかってくる姉を見る事で、私の心のトゲみたいなものが取れていく様な気がして…心が軽くなりました。

そうすると、母にも…自然に接することが出来る様になったのです。

じゃ、今まではどんな風に接していたのか…

頭では、認知症だから…と、思っていても、グーパンチをして来れば、本気で痛いし、憎たらしい母だと思っていたし、食べ物を投げつけられれば、何なんだ!って思っていました。

いつもいつも、認知症だからしょうがない…って飲み込めなかったのです。


でも、今回少し心を休める事が出来たせいか、母に優しい気持ちで、本心をぶつけることが出来ました。

始めは、私の手を爪を立てて握ろうとしていた母に、素直な気持ちで語りかけたら、すっと力を抜いてくれた母。

私の言ってる事が、わかっているのか、頷いて話しを聞いていました。

嬉しくて、つい、ビデオを撮ってしまいました。

明日はどんな反応をしてくれるかわかりませんが…見た目は痩せ細ってしまった母ですが、心はやっぱり母でした。

母が…愛おしい。

大好きだよ。