母のことが気になって、眠れません。

頭から母の弱々しい姿が離れません。

トイレと居室をヨロヨロ往復する母。

トイレに座るのも危なっかしく、用を足しても拭くことも出来ないまま、途方にくれているだろうと思うと、かわいそうでならない。

これが病院なら、拘束されて、薬で眠らされているのだろうか…

もし、自宅だったら、父や私や姉まで巻き込み、いつ終わるともわからないこの行動に疲労困憊しているのだろう。

誰にもわからない、母の辿る時間。

認知症患者が100人いたら、100通りの進行の仕方があるのだろう。

おおよその見当はついても、期間はわかるはずもない。


お母さん、辛いね。

ごめんね。

どうしていいかわからないよ。


自然に任せる、母の魂の意志に従ってあげたいと決めたけど…私たちも辛いよ。


私も今日はこのまま寝ないでいるね。

だって、眠れそうにないから…


父に対する隠し事と、母への切ない想いで苦しいよ。