亡き骸がなくなった途端、悲しみが込み上げて来る回数が増えた。

寝ながら手を伸ばしては、ワンコの身体を探したくなる。

夜中に、明け方にと毎日起きては、オシッコに出していた私の体内時計はリセットされる事もなく目が覚めてしまうの、もうその必要がないのに。

私の異変に気付いてか、息子くんが明るく違う話題で話しかけてくれるの…自分も辛く悲しいのに。

ごめんね。

息子くんが学校に行き、一人きりになったら、本当に私だけになってしまった。

そして、ココ!ってワンコの名前を呼んでみた途端、泣けて泣けて…号泣してた。

泣けたよ。

堰を切ったように流れる涙。

そしたら、今度は、何をしても、何を見てもあの子を思い出して、涙が出て来る。

大丈夫かな…私。